【完全保存版】脂漏性敏感肌を解決する5つの方法
脂漏性敏感肌とは、わかりやすく言うと赤らみ・カサつき・ヒリつきが目立つ肌質のことで、ベタつくのに部分的にカサつきも気になるというアンバランスなお悩みを抱えているお肌状態のことです。
脂漏性皮膚炎の直接的な原因はマラセチア菌と言われていますが、お肌の常在菌ですので、誰にでも存在し、この菌そのものを取り除くことはできません。
大切なのは、”いかにこのマラセチア菌がエサとする皮脂をコントロールするか”ということです。
脂漏性敏感肌を引き起こす三大要因
【過度なスキンケアによる肌バランスの乱れ】
■ クレンジング・洗顔でゴシゴシと擦って洗う
■洗顔ブラシなどを使用した洗顔を頻繁に行う
■ ピーリングやスクラブなどを用いた過剰な角質ケア
■ 化粧品を塗布する際にゴシゴシと摩擦を与える
■ 過度なパッティング
このようなスキンケアはお肌のバリア機能を低下させる原因となります。
何故かと言うと、お肌の表面には皮脂膜というバリア機能があるのですが、0.02mmと薄く、ラップ程度の薄さしかありません。
そのため、過度なスキンケアをしてしまう事によってバリア機能が壊れてしまうのです。
洗顔を行う際は、手の摩擦を避けるようにたっぷりの泡で優しく洗うようにしてください。
【加齢によるホルモンバランスの乱れ】
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、なかでもエストロゲンは皮脂の分泌を抑えたり、肌に潤いを与えるといった重要な働きがあります。
しかし、年齢と共に40代半ばから50代半ばの更年期を迎えると、エストロゲンの分泌量は減っていきます。
皮膚のいちばん外側にある「角質層」は、ミルフィーユのように水分層と油分層が積み重なった構造を指し、お肌の水分量を保ったり、紫外線などの外的刺激からお肌を保護したりする役割を担っています。
エストロゲンの減少でお肌の乾燥が進むと、お肌は角質層に水分を保てなくなります。
それにより、お肌がカサついたり、ゴワゴワしたり、毛穴が開いたりします。
【肌が生まれ変わるのは睡眠中】
キレイな肌を保つためのターンオーバーは睡眠中に活発化します。
寝不足が続くとターンオーバーのサイクルが遅くなり、古くなった角質が肌の表面に残り、肌トラブルを引き起こしやすくなります。
肌のターンオーバーを促しているのは「成長ホルモン」です。
この成長ホルモンが多量に分泌されるのは睡眠中。
寝不足が続くと成長ホルモンの分泌量が低下して、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうのです。
成長ホルモンの分泌量のピークは、睡眠に入った直後から3時間前後。
また、ターンオーバーが活発に行われる時刻は22時から深夜2時までといわれています。
お仕事や生活習慣から、生活リズムを変えるのは中々難しいかもしれませんが、22時までには布団に入るように意識してください。
三大要因の意外な共通点は〇〇だった!?
さて、これまで3つの要因をお話ししましたが、
これら3つの共通した点は何だと思いますか?
それは、「肌バランスの乱れによる乾燥」です。
では、肌バランスを整えるために、どうすれば良いのか?
肌バランスを整えるために、最も必要な成分‥
それは【セラミド】です。
セラミドとは?
具体的に分かりやすくお伝えすると健やかな肌の「角層」の中では、何層もの角層細胞が重なっています。
そして、角層細胞同士のすき間を満たし、細胞同士や水分を繋ぎとめているのが、お肌の必須成分セラミドです。
水分をサンドイッチ状にして挟み込むことで潤いをキープしているセラミドは「最強の保湿成分」ともいわれています。
画像のようにセラミドが不足してしまうと紫外線や、外的刺激に敏感になり
いわばスキだらけの状態になります…!
肌表面も、荒れやカサつきを繰り返しやすくなってしまいます。
これからお伝えする5つの事を実践して、赤らみや乾燥に悩まされない強いお肌を目指してくださいね。
【1】セラミドはどうやって補うの?
化粧品に配合されているセラミドには大きく分けると4種類ありますが、他のセラミドの3倍~15倍の保湿力を持つと言われているのが「ヒト型セラミド」です。
ヒト型セラミドは、その名の通り、人が持っているセラミドと同じ構造をしたセラミドです。
人から採取することはできないので、主に酵母を利用して、人間の皮膚にあるセラミドに似せて作られています。
「バイオセラミド」とも呼ばれ、肌に優しく、浸透力や保湿性に優れ、刺激が少ないのが魅力です。
人型セラミドと表記するためにはいろいろな条件があり、それをクリアしたものだけが化粧品の成分表示に「セラミド」と表記することができます。
一番安心して選べるセラミドともいえます。
また、さらに注目されているのが「ナノセラミド」と呼ばれる新しい構造のセラミドです。
ナノセラミドとは、通常のセラミド成分をナノ化することによって角質層のさらに奥深くまで浸透することが可能だといわれています。
セラミドは食べ物からでも摂取できます。
セラミドが含まれている食べ物はたくさんあり、生芋こんにゃく、米類、麦類、豆類、キノコ類、牛乳などです。
この中でも特に生芋こんにゃくはセラミドを豊富に含むと言われています。
年齢に応じて低下していくセラミドの生成を助けるためにも、ジャンクフードやスナック類を出来るだけ控えて、上記のようなセラミドを多く含む食品を摂取していきたいですね。
【2】脂漏性敏感肌だけどメイクがしたい!!
脂漏性敏感肌にお悩みの場合、そもそもメイク出来なかったり、メイクをしたくても、どのようなメイク用品を選べば良いのか悩みませんか?
「お肌に直接塗布するものはなるべく避けたい…」と思うかもしれません。
紫外線は炎症を引き起こす原因の1つなので、日焼け止めはマストですが、刺激性の少ないものは、SPF値が低いものが多いです。
日焼け止めと併せて帽子や傘で日よけをしてくださいね。
次に、そんな日焼け止めを含めたメイク用品を選ぶときのポイントをご紹介します!
パッケージの表記をチェック
パッケージなどにかかれている「〇〇フリー」「〇〇テスト済み」「無添加」など表記を見ると何が含まれているか確認できます。
そうした表記があることで、お肌へ優しい処方だということが分かります。
そしてメイクをする際、下記の事を心がけていただくだけでも、お肌への負担を少なくできます。
■長時間のメイクはなるべく避けること
■帰宅したら出来るだけメイクをすぐに落とすこと
■油分の多いファンデーションは避けること
ファンデーションはどういうものを選べば良い?
・ルースパウダー
・プレストパウダー
・パウダーファンデーション
・リキッドファンデーション
の順に肌への密着度は、高くなります。
そのため、石鹸でも落とすことの出来るパウダー系ファンデーションの方がおすすめです。
肌への負担が少ないミネラルファンデーションは、脂漏性皮膚炎にお悩みの
場合でも比較的、使用されている方が多いです。
ファンデーションをブラシでクルクルと付けることを推奨している場合がありますが、お肌トラブルがある場合はブラシが刺激となってしまう為、クッションパフを使用するとお肌への負担が少なく済みます。
クッションパフは下記のブランドのものが柔らかくて使いやすいので、是非参考にしてください。
江原道メイクアップ パフ
d プログラム エアリースキンケアヴェール用 パフ
洗顔後は冷水で20回顔すすぐ事!
そして洗顔後は、20回必ず顔をすすいでください。
冷水で顔をすすぐ事で、毛穴を引き締め、毛穴の外部刺激侵入を防ぎ赤らみを予防します。
また、顔の水分を拭き取る際、タオルには多くの雑菌が残っている為、常に清潔なティッシュで拭き取ることをおすすめします。
優しくポンポンと押さえるようにして拭き取ってください。
【3】薬はいつまで使用すれば良いのか
脂漏性皮膚炎にお悩みの場合、お薬とクレチュールシリーズを併用している場合も多いのではないかと思います。
例えば、脂漏性皮膚炎の治療としては下記のようなお薬があります。
①抗真菌薬(ニゾラールクリーム、ケトコナゾールクリーム)
脂漏性皮膚炎は前述の通り「マラセチア」という菌が悪化させている可能性が高いとされています。
脂漏性皮膚炎によく使用される「ニゾラール」は、マラセチアの殺菌効果があります。
②ステロイドの塗り薬(アンテベートクリーム等)
赤みが強いときには、炎症を抑える効果がある「ステロイドの塗り薬」が処方されることがあります。
赤みが治まったら、副作用の少ないと言われているニゾラールに戻すことで、長期間のステロイド使用による副作用を防げるとも言われています。
③プロトピック軟膏(タクロリムス)・コレクチム軟膏
ニゾラールやステロイドですぐ再発してしまうという方に、プロトピックやコレクチムといった、本来アトピー性皮膚炎に使用される薬を使われることがあります。
炎症を抑える効果があり、長期使用でも副作用が少ないのが特徴です。
ただし、塗り始めの数日程度は火照るような「ヒリヒリ感」が出ることがあります。
④ゲンタシン軟膏
皮膚感染症や外傷など、傷口の細菌の増殖を抑えることで治りを早めたり感染が広がるのを抑える薬です。
白ニキビが悪化し炎症を起こし始めた時などに処方されます。
お薬を急に辞めると、リバウンドしてしまう可能性も
ステロイドの場合、使用した期間の1割程度、リバウンドと言われる副作用が出る期間があると言われており、一旦肌トラブルが悪化する傾向があります。
抗真菌お薬を常用していた場合も同様で、菌のバランスが崩れお肌の免疫が下がるので同様の反応が見られますが、これらはクレチュールシリーズが合ってないという理由ではなく、お肌そのものが回復していく期間だと言えます。
副作用やリバウンドの期間を考えると、お薬の使用頻度を
【 2日に1回 → 3日に1回 → 週に1回 】
というようにお肌の状態に応じて、少しずつ調整をしていくと良いかもしれません。
ただし、自分の判断ではなく、かかりつけの医師へ相談いただきながら行ってくださいね。
お薬の量を少しずつ調整しながら減らしていき、使用しなくても赤み・痒みが出づらくなったという場合もクレチュールシリーズでのケアは継続して行ってください。
赤み・痒みが出づらくなった場合も、赤み・痒みが出やすい敏感肌ということに変わりありません。
そのため化粧品を変えるということも、お肌の負担になりやすいのです。
【4】掻きむしってしまうときの対処法
「肌が痒くて、夜もよく眠れない…!!どうしたら良いですか?」
そんな辛いお声をお客様から、伺います。
肌の痒みは、何らかの刺激を受けることで、ヒスタミンなど「かゆみ物質」が細胞から放出されて、知覚神経の末端に伝わることで起こると考えられています。
お肌が痒くなる原因には、食べ物、衣類のこすれ、室温や湿度などさまざまなものがありますが、そのひとつが、肌を掻くことによる刺激です。
肌に痒みを感じて掻くと「かゆみ物質」がさらに放出されて、さらに掻くことで、お肌のバリア機能は低下し、外部からの刺激に敏感になっていく……そういった悪循環に陥ります。
肌のかゆみには、掻かない対処が大切です。
痒みを防ぐ為の応急処置
それは、「よく冷やすこと」です。
冷たいおしぼりや、氷を入れたビニール袋や保冷剤をタオルでくるみ、かゆみのある部分に当てます。
また、クレチュールジュレローションを使用している場合は、下記の「冷やしクレチュールケア」がおすすめですので、ムズムズ痒くて辛い時には、下記の方法を試してください。
また、痒みケアとして他にも3つのポイントをご紹介します。
・乾燥を防ぐ
お肌の乾燥が痒みに繋がるので、まず加湿器や濡れタオルなどで部屋を乾燥させないように気を付け、エアコンを使いすぎないことが大切です。
・洗濯物のすすぎ、脱水をしっかり行う
洗濯物に残ったわずかな洗剤に肌が反応し、痒みが出ることがあります。
・衣服や寝具の素材を意識する
化学繊維などチクチクする素材は、それが刺激となり痒みが増えることがあります。
「締め付け感がある」「縫い目が硬い 」「ちくちくする」など、肌に刺激を与える衣類は避け、綿やシルクなどお肌にやさしい生地を選ぶようにしてください。
【5】小さな実感=お肌の土台が整ってきたサイン
あなたはクレチュールシリーズを使用して、下記のような小さな実感はありましたか?
■お肌が柔らかくなった気がする
■お肌の赤らみが気にならなくなった
■メイクのりが良くなった気がする
■痒みが落ち着いてきた
■薬に頼らなくても良くなった
以前とのお肌を比較して、項目にあてはまるようであれば、クレチュールシリーズとの相性が良いというサインです。
クレチュールシリーズの美容成分を毎日、朝・晩と繰り返しお肌に与えることでお肌自体が本来の機能を少しずつ取り戻し、お肌サイクルも整っていき、実感に繋がっていきます。
実感のスピードは緩やかで、どうしても時間が掛かります。
どうしてかというと、ミルフィーユ状に重なっている何層ものお肌の細胞が下から上に上がっていきながら、最後は垢となって剥がれ落ちるサイクルが平均6回(約6ヶ月)と言われているからです。
お肌のターンオーバーは年齢と共に比例し、
20代…28日程度
30代~40代…45日程度
で繰り返すと言われています。
ですので、年齢と共に実感スピードもそれだけ時間が必要ということになります。
脂漏性敏感肌のケアの基本は?
まず、脂漏性敏感肌をケアしていくための基本‥実はとっても簡単なことです!
それは、「正しい順番・使用量でご使用いただくこと」。
クレチュールシリーズで赤らみ・痒みへの効果を実感するために、改めて正しい使用順番と使用量の確認をしてくださいね。
この使用量と方法は、一番実感いただきやすい方法としてクレチュールシリーズを製品化する前に何度もモニターテストを試して、決定したものです。
洗顔後、ジュレローションEXは3振りの2度付け、ナノメラクリームは大豆大、しっかり容量を守ってください。
「結果、6プッシュ使えばいいんでしょう?」
「2度付けは面倒‥」
お気持ちはとてもよく分かります!
でも、脂漏性敏感肌の場合、皮脂で水分をはじきやすいので少量ずつ補給することにより、お肌の奥まで美容成分を届けてくれます。
乾燥が気になる場合は?
ナノメラクリームをお肌に塗布した後に「なんだか乾いた感じがする」そんな時はハンドプレスで馴染ませた後に、さらにもう一度ナノメラクリームを手に取り、二度付けを行ってください。
スキンケアする際のポイント
手に出した時に、手の平で5秒温めてからお肌に塗布してください。
そうすることで、お肌への浸透が格段にUPします。
※角質層まで
薬を使用している場合は?
クレチュールシリーズと併用してご使用ください。
お薬と併用する場合は、スキンケアの最後にお薬を使って頂くのがおすすめです。
なぜなら、皮膚科で処方されるお薬は殺菌・抗菌作用が強い為、炎症部分にピンポイントで使う事が多いからです。
先にお薬を塗り、その後スキンケアを行うとお薬の成分が化粧水と混ざってしまい、健康なお肌の部分にもお薬の成分が行き渡ってしまいます。
そうすると、お肌の免疫を下げてしまいますので、ご注意ください。
ただ、ご使用のお薬によっても使用手順が異なる場合がありますので、ご使用のお薬の正しい手順や使用量を今一度ご確認ください。
後書き
これまで、5つの方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
スキンケアは「地道にコツコツ」がとても大切です。
継続は力なりということわざがありますが、「何事も続けることで成果が得られるものである」という意味の他にもう一つ「諦めずに取り組むこと自身が持つ能力の一つでもある」という意味もあります。
継続するということは、想像以上に困難だと思います。
途中でお肌の状況が変わったり、先が見えなくて落ち込んだり‥
そんなときは、いつでもお気軽に私どもにご相談ください。
お電話、メール、LINE、オンラインカウンセリングなど、さまざまな方法でのご相談が可能です。
いつでもお待ちしております。
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