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第5章 「神田橋語録」から学んだこと/「窮屈」にならないようにする

次の神田橋語録の言葉の紹介です。

我慢して自分が窮屈になるのがいけません。そういう環境とは相性が悪いのです。 我慢して何かをするという性分ではありません。

神田橋語録

神田橋語録において、この「窮屈」というワードは何度も出てきます。それほど大事な言葉なのだと思います。

一般的な考え方では、我慢することが美徳とされています。例えば、新卒で入社したら3年は辞めない方がいい、石の上にも3年、など。でも、双極性障害の場合は、それが合わないようです。合わない環境からは、早めに抜け出した方が賢明のようです。石の上で足が痛くなったらすぐ降りろ、ですね(笑)。

新卒かどうかに関わらず、職場環境においてもそうだと思います。仕事が合わない、人間関係が合わないなどある場合は、逃げた方がいいのだと思います。こちらは、逃げるは恥だが役に立つ、ですね。

職歴が多くなる不安もあるかと思いますが、私個人的な意見としては、合わないところでじっとしているよりも、合う職場を探して動き回る方が良いように思います。また、仕事よりも心身の健康の方が大切です。合わない職場で無理をして病気をさらに拗らせるよりは、配置換えをしてもらったり、仕事を変えてみたりする方が良いのではないでしょうか。

私自身も、仕事の内容や人間関係は全く問題なく、大好きなのですが、仕事の量がキャパオーバーして、体調を崩したことがありました。その際は主治医の先生や上司に相談をして、業務を少し調整してもらったりしました。

いきなり仕事を辞めなくてもいいですが、配置換えだったり、業務量の調整だったり、自分が「窮屈」に感じていることを、少しずつ解消していってあげるとよいのだと思います。それでもだめなら、辞めることもよい判断だと思います。

仕事だけでなく、人間関係においても、同じことが言えると思います。先ほども述べた通り、窮屈に感じる人間関係は少し距離を置くことを意識してみるとよいのかもしれません。

また、双極性障害は遺伝要因が強いと言われているので、子供も双極性障害の可能性も0ではありません。「あれをしなさい」「これをしなさい」と縛るような窮屈な教育は、あまり良くないのかもしれません。(と分かっていながらも、言ってしまいますが……)

すぐやめてしまってもいいから、本人の興味があることを、できる範囲でやらせてあげたいものですね。

まずは、自分が何を「窮屈」に感じているか、そこをはっきりさせるところからだと思います。

今なにか「窮屈」に感じていることはありますか?

また、どうやったらその「窮屈」から抜け出せそうですか?

ぜひ一度、考えてみてくださいね。

追記

この記事は以前書いたものですが、こちらを読み返して、まさに最近同じことがあったなと思いました。

私は今年の頭からダイエットをしているのですが、一時は痩せたものの、最近はお菓子や過食が止まらなくて、リバウンドしつつありました……。痩せたいけれど、痩せられない、止まらない。すごく苦しかったです。

そこに、ダイエットコーチから「一度ダイエットを意識するのをやめてみてください」と言われました。そこで実践してみたところ、ものすごく心が軽くなって、しばらくやめられなかった過食が治まったんです!

ダイエットというのが「窮屈」になっていたんでしょうね……。これからは「窮屈」を感じずにゆっくり痩せるダイエット方法を模索していきたいです。

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