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第4章 双極性障害とダイエット / 心身の健康第一で実施する


 双極性障害で体重に悩んでいる方をSNSなどでよく見かけます。

おそらくですが、薬の副作用などもあるようです。私も、双極性障害と診断されてから2年で6キロ太りました。(産後痩せなかったので、産前よりも12キロ増でした……)

このままではいけないと思い、私は「双極性障害でもダイエット!」と題して、ダイエットを始動することにしました。

結果、5か月で6キロ痩せることに成功しました!

でも、ダイエットを始めて順調に痩せていったわけではありません。躁鬱の波と付き合いながらのダイエットなので、途中で体重が増えてしまったり、なかなか体重が落ちなかったりしたこともありました。

双極性障害でもダイエットをするためには、その特徴を生かしながら実施していくと、より痩せやすいのではないかと思います。

私が考えた、双極性障害の特徴を生かしたダイエットをご紹介させていただきますね。
 

◇心身の健康第一で実施する

まず、双極性障害がダイエットするにあたって一番大切なことは、

心身の健康が第一

であると私は思います。

心身が健康でいられない無理なダイエットは、躁鬱の波をひどくしますし、過食になって、余計に太ってしまいます。私もダイエット初期に、無理をして、余計に体重が増えました。体重が思ったよりも減らない……もっとカロリーを減らさないといけない……と焦って、食事管理をさらに厳しくした結果、鬱傾向になり、過食になってしまったのです。

なので、早く結果が出てほしい気持ちはよく分かりますが、双極性障害の私たちには、「心身の健康第一」というのを大切にして欲しいです。無理のないペースでダイエットを進めていきましょう。

現在、鬱傾向にあって、動けない方は、まずはしっかり休むこと、鬱を治すことに専念した方が良いと思います。無理して動いたり、できない自分を責めてしまったりすると、余計に鬱になってしまい、過食する可能性もあります。

鬱がちょっと抜けてきて、「ちょっと動いてみようかな?」と思ったタイミングや、調子がいい時期にやることをお勧めします。

また、体重との向き合い方も、心身の健康に影響しそうです。体重の数値を見て一喜一憂してしまうと、これもまた躁鬱の波をひどくしてしまいます。

前日ダイエットをすごく頑張ったのに、200gも増えていた。3~4日食事管理を続けているのに、数値が全然動かない。頑張っても意味ないじゃん!と思い、自暴自棄になって過食してしまう……そんなこともありました。

体重というのは、前の日に食べたものや水分量で変わってきます。また感覚として、痩せるのには努力してから1週間くらい時差があり、かつ、微々たる変化しか現れません。しかしながら逆に言えば、それを続けていくと、確実に痩せていきます。

なので、焦らず、確実に、一歩ずつ。
亀のペースでも構わないので、心身の健康を優先しつつ、少しずつ痩せていきましょう。
急がば回れ、です。そして気づけば、理想の体重なることができるはずです。

体重を毎日測って、多少増えてしまったり、体重が減らなかったりしたとしても、食事管理などやるべきことをやっているなら問題ないと、ダイエットコーチが教えてくれました。そして、努力をして5日~1週間後には、全然動かなかった体重が急に動いたりするんですよね。面白いです。

どうしても体重で一喜一憂してしまいそうですが、あまり敏感になりすぎず、もう少し続けたら体重が減るかも、という考えでいたいですね。逆に、それでも減らなかった場合は、ダイエット法を見直す必要があると思います。

また、分かってはいても、やっぱり一喜一憂してしまう……という方は、1か月体重を測らないというのもお勧めします。そうすれば、落胆する機会が少なくなり、精神安定にも繋がります。私も一時期それをやっていました。やるべきことをやっていたら、1か月もすれば、体重は落ちてきます。1か月後に体重が落ちていなければ、また次の方法を模索していけばOKだと思います。

ダイエットの中で、一番わかりやすい指標の体重ですが、躁鬱の波をひどくする可能性もある諸刃の剣です。上手に付き合っていきたいところですね。

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