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ファイザー社がオミクロン株への効果を検証する臨床試験を開始

1094字。さくっと読めます!

今日はタイムリーな話題です。
1/26ファイザー社がオミクロン株に対抗するための新しいワクチンの効果を検証する臨床試験を開始しました。

Key point

◆2022/1/26 ファイザーとBioNTechがオミクロン株をターゲットとしたワクチンの安全性と効果を評価するための臨床試験を開始

◆18〜55歳の1420人のデータを解析予定。今年前半には臨床試験の結果が
出る見通し

◆ファイザーのCEOはオミクロン株に対するワクチンを2022/3月までに準備したいとしている

この臨床試験で使われているワクチンは、今現在使われているファイザー社のワクチン、コミナティとは違うワクチンです。

ブースターの効果

日本でも始まっているブースター接種の効果は?

CDC米国疾病管理予防センター)は、1/22ファイザー社のワクチンをブースターとして接種した場合、3回目の接種から14日後のオミクロンによる入院を防ぐ効果は90%であることを明らかにしました。

イギリスのU.K. Health Security Agencyが先週更新した情報でも、
3回目の接種から2~4週間後のオミクロン株への感染予防には、ブースター投与が最大75%の効果を発揮するとのことですが、

しかし、
ブースターは約10週間後に大幅に弱まり、オミクロン感染に対する予防効果は45%から50%になることがわかりました。

ファイザーの考え


“While current research and real-world data show that boosters continue to provide a high level of protection against severe disease and hospitalization with omicron, we recognize the need to be prepared in the event this protection wanes over time and to potentially help address omicron and new variants in the future,”
ファイザー社のワクチン開発責任者は、現在の研究とデータから、ブースターがオミクロン株による重症化や入院に対して高い予防効果を発揮するが、この予防効果が時間の経過とともに衰えた場合に備えて、将来的にオミクロンと新しい亜種に対応できるように備えておきたいと話しており、主にオミクロン株をターゲットとしたワクチンの臨床試験が行われているようです。


参考


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