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もうすぐ手が離れてしまう君へ【女医が思う子育て#8】

こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児の子育て真っ只中です。

毎日賑やかに慌ただしい生活を送っています。
今日ふと、『いってらっしゃい』と見送った我が子の背中に、こんな思いがこみ上げてきたのでここに記そうと思います。

もうすぐ手が離れてしまう君へ


何度も振り返って大きく手を振ってくれる君

すぐどこかに行ってしまいそうで手を離すことができなかったのに
ママと一緒じゃなきゃイヤだって泣きじゃくってたのに

もう立派に一人で歩いていけるんだね

あんなに苦労して作った離乳食も全然食べてくれなかったのに
好き嫌いが多くてあんなに悩んだのに

給食でおかわりまでするようになったんだね

どんなにそっと寝かせてもすぐに起きてまとめて寝てくれなかったのに

いつの間にか朝までぐっすり寝るようになったね

あなたの成長を待ち望んでいたはずなのに
いざそのときが近づいていると思うと、
なんでこんなに涙があふれるんだろう。

いつになったら自由になれるんだろうって待ち望んでいたはずなのに
いざ自由が手に入ると、
なんでこんなに寂しいんだろう。

まだ出会って8年
あなたのそばにいられる幸せにまだ浸っていたい。

もしも私が認知症になれる年齢まで生きられたら、
今の、この日々にまた戻ってこられますように。

もうすぐ手が離れてしまう君へ
たくさんの経験をさせてくれた君へ
私の持っているすべてをこれからもあなたに伝えていこう。

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