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学生が教員にメールを送るときに気を付けたいこと

講義に関して,研究室訪問に関して,研究に関して,進路に関して,自分の研究室以外の学生からメールを受け取る機会は少なくない.多くの学生は,礼儀正しい,きっちりしたメールを送ってきてくれるが,イラッとするメールを送ってくる学生もいる.メールの書き方が無茶苦茶な学生は学内の学部生に多い.これは,他大学の教員に連絡するときには流石に気を遣うし,大学院生にもなればそれなりに成長しているからだろう.

ここでは簡潔に,学生が教員にメールを送るときに気を付けた方がよい項目を5つ示しておく.

(免責事項)教員によってどこに地雷があるかわからないので,ここに書いてあることを鵜呑みにして教員に怒られても文句を言わないで.

件名(subject)を書く

「工業数学の配布資料について」「研究室見学のお願い」など,何についてのメールなのかが分かるように,「件名」に用件を簡潔明瞭に書くこと.本文とは別に,件名に書くこと.件名のないメールは,ゴミ箱直行かあるいは無視かという運命を辿る.

宛名(○○先生)を書く

メール本文の最初に「加納先生」のように書くこと.他大学の教員にメールを送るなら「○○大学 □□先生」のように書く.会社の人宛なら「○○会社 □□様」のように書く.多くの教員は,自分宛でないメールを読むほどメール好きではない.

所属と氏名を書く

「ムーンショット学科選択と集中コース8回生の○○です」のように名乗ること.名前を書かなければ誰からのメールかわからない.多くの教員は,差出人不明のメールを読むほどメール好きではない.メールはSNSのダイレクトメッセージとは違うことに注意しよう.

必要なことを簡潔かつ丁寧に書く

無駄に長いメールは避けるべきであり,用件を簡潔に述べること.特に何かを依頼する場合には,教員に何をして欲しいのかを具体的に示すこと.教員が曖昧なメールを斟酌してくれると思うのは甘い.また,それなりに丁寧な言葉遣いを心掛けること.

返信する

教員からメールが来たら,メールを読んだことを伝えるために返信すること.特に何かの依頼に対応してもらったのであれば,お礼を述べること.

事務連絡などもメールなので

とりあえず,これくらいのことに気を付けてメールを書けば,教員だけでなく,企業の方など大学外の人にメールを送っても大丈夫だろう.

ちなみに,研究室でメールが飛び交うことはない.完全にslackに移行している.個人的な連絡ならLINEやFacebookやTwitterなどを使っている人も多いだろう.いまどきの高校生や中学生が連絡にメールを使っているとは思えないが,大学の事務連絡などはメールだと思うので,旧式道具も使えるようになっておこう.

おまけ

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© 2020 Manabu KANO.

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