機内食の事前予約はいいぞ フードロスも減らせるだろう
今回のシドニー出張で初めて「機内食の事前予約」を利用してみたのだけど,機内メニューにはない料理も注文できるし,フードロス削減に貢献している感もあるし,良いことしかなかった.航空会社は「機内食の事前予約」をもっと強く乗客に勧めたらいいのにと思った.
コロナ禍期間を除くと,年に3回くらいの頻度で海外出張をしてきた.なのに,これまで機内食を事前予約したことがなかった.今回,シドニー滞在中に機内食事前予約サービスがたまたま目に入ったので,利用してみることにした.
帰国するために搭乗したのはシンガポール航空.シドニーからシンガポールへ向かう午後便と,シンガポールから関西国際空港へ向かう深夜便の2便.午後便でも深夜便でも夕食のメイン料理を選択できた.
もちろん,機内食メニューにも選択肢はあるのだが,事前予約では機内食メニューに載っていない料理も注文できる.ベジタリアンとかビーガンとかハラルとか,そういう特別食だけではなく,肉料理や魚料理などが選べる.シンガポール航空では,ブック・ザ・クックというサービスになる.
ブック・ザ・クックのメニューは公開されている.路線によってメニューが異なる.
シドニーからシンガポールへ向かう午後のフライトでは,メイン料理にガッツリと牛肉を食べることにして,「牛肉のグリル」を選んだ.
とても満足度が高かった.機内に置いてあるメニューにはこのステーキはないので,事前予約するに限る.これまでしてこなかったことを悔やむばかりだ.(と思ったけどそもそもビジネスクラスなんてそれほど乗ってないわ)
メイン料理以外は,通常の料理となる.
シンガポールを拠点とするシンガポール航空だけに,シンガポール発のフライトでは選択肢がとても多くなる.各国料理が選べる.
じっくりとメニューを眺めて,既にステーキは食べることになっていたので,「ロブスターテルミドール」を選択した.これがフランスの伝統的料理だとは知らなかった.
これも満足度が非常に高かった.もちろん,機内に置いてあるメニューにはない.深夜便だけに,標準メニューにあるのはコンチネンタルブレックファーストとかそういう系のが多い.このフライトでも事前予約の威力が炸裂した.まあ,人によっては,そんなに食べられるかという問題はある.実際,多くの乗客は食事をせずにサッサと寝ていた.
残念ながら,エコノミークラスにはこの機内食事前予約サービス(ブック・ザ・クック)がないが,プレミアムエコノミークラス以上であれば利用できる.
標準の機内食メニューにはない料理,それも豪華な料理を注文できるし,フードロス削減に貢献しているという満足感もあるし,良いことしかない.
航空会社は機内食事前予約サービスをもっと強く乗客に勧めるべきだと思う.これでフードロスを削減できるなら,座席を指定するときに一緒に食事も選択してもらうくらいのことはしてもいいと思う.
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