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5月29日 サンチュで罪悪感を巻く

今日こそ遺跡を見に行こうと決めた決意が、昨夜の夫の
「明日はシン・ウルトラマンを観に行こう」
であっさり崩れた。
観に行こう観に行こう。

ちょっとしたドライブが必要になる距離であり、朝からいそいそと出かけた。
天気がよく、遺跡日和であったが。

うかつにも、ウルトラマンについての予習なしで臨んでしまった。
でもゴジラについてゼロ知識でもシン・ゴジラは楽しめたから大丈夫なはずである。

果たして、シン・ウルトラマンはシン・ゴジラと異なりお仕事映画ではなかった。

シン・ゴジラはBlu-rayを擦り切れるほど観ている。

その魅力はお仕事ドキュメントにありがちな、理不尽な上司や、意味がない(制定された当時は意味があったはずだが、今はない)規則などの障害を乗り越えて、仲間とプロジェクトを達成する、という点にあると感じながら、擦り切れるほど観ている。
大きめの企業で働いていたことがあるので、意味不明な規則や常識が、懐かしくておかしいのだ。

シン・ウルトラマンには、理不尽な米国も、意味のない会議も出てこなかった。
なんだったら恋愛の雰囲気も醸っていた。

だが、怪獣が良い。
成田亨、天才では。

帰り道、夫からざっくりと解説を聞いた。
ウルトラマンにカラータイマーがなかったのは、庵野秀明が成田亨の意思を尊重したからに違いない、と夫。
購入したパンフレットを開くと、全く同じことが書いてある。
すげー。

近くにスープカレーが美味しいお店があるから、と夫に連れられランチ。
昨日もインドカレーを食べた我々だが、スパイスは積極的に摂取していく姿勢である。

グルメロケのお仕事が頻繁にある夫は、美味しいお店をたくさん知っている。
夫がここは美味しいから、と言うお店は毎回欠かさず本当に美味しいのだった。

美味しい美味しい、こんなお店知ってるなんてすごい、と尊敬の念を送りながら食べた。

今日は夫へのリスペクトがあふれる日だ。

しっかりとお米も食べたため、夜になってもあまりお腹がすかない。
春菊のサラダだけで済まそうとしていたところ、夫から軽く焼肉屋さんに行こう、と誘われる日曜の21時。

軽く済むはずがなく、なんだったらいつも通りもりもりと食べた。
多めのサンチュで罪悪感を巻いた。

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