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5月23日 ここで謀反が起きたらどうする

刑事らしいお兄さん(ときどきお姉さん)たち数人と、何かの犯人らしいお兄さんが乗る新幹線に、たまに乗り合わせることがある。
勝手に犯人と呼んでいるが、違うかもしれない。
が、みんな手錠をしているし腰に紐が巻いてあるので、いい意味での団体旅行ではないはずだ。

先日一緒になったのは、なんと犯人が3人組であった。
お兄さんとおじさんの3人組で、痩せている人と体格がいい人が混じっていて、ちょっとがっかりしたような顔つきで並んで立っている。
不謹慎ながら、ズッコケ三人組、作戦失敗! みたいな風情であった。

この3人を引き連れているのが、柔道が強そうなお兄さん3人で、つまり1対1である。
ここで謀反が起きたらどうするの……と心配になったが、ズッコケ三人組は大人しくシートにおさまっていた。

この後、彼らはどうなるのだろう。
何かの拍子で、誰でも簡単にあの三人組と同じ立場になってしまう気がして、ときどき彼らのことを思い出す。

今日は穏やかな一日で、天気もうららかで、ちょっと不気味な日であった。
これは嵐が迫る予感、など唸りながら帰宅し、きゅうりを叩いておつまみにしようと思ったら、あんなにあったきゅうりがもうない。

最近きゅうりにハマっている夫が昨夜食べ切ったようだ。
なぜ今さらきゅうり。
40を過ぎて、何きっかけできゅうりにハマるのだろうか。

しかたないのでトマトと茗荷をマリネにした。
くる日もくる日も毎日茗荷が食べられる、私の好きな季節がやってきたのだった。

最近たまたまわたナギを見返している。
(局所的)芸能人なのに芸能人について何も知らない夫に、大森南朋と麿赤兒のことを教えてあげた。

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