骨伝導イヤホンとMacの相性

Webによるリモート会議が多くなり、快適な通話環境を求めていろいろなイヤホンやヘッドセットなどを試している。私がまず試したのは自前のイヤホン・ヘッドホン。全てPCはMacである。

・Air Pods Pro
iPhoneとMacへのシームレスなマルチポイント接続や通話の環境としては申し分ない。ノイズキャンセリングもあいまって、会話に集中できる。ただ、音質は微妙で特に高音が余り出ておらず、くぐもった感じの音になる。

・BOSE Noise Cancelling Headphone 700
こちらも聞く分には申し分ない。マルチポイント接続も可能で、ストレス無く切り替えできる。ノイズキャンセリングも十分で特に講演会などを集中して聞くのには適している。さすがに音質はAir Pods Proよりは良い。

ただ、これら2つはどちらも耳を塞ぐ形の上、ノイズキャンセリング機能が充実していることもあり、会話中に自分の声がよく聞こえず、また聞こえても不自然に感じることが多かった。

さらに、外の声が聞こえないと急な来客に対応できなかったり、周りの様子が分からずに自分の仕事に集中してしまい、他の人から話しかけられているのに一向に気づかないなどの弊害があった。

そこで骨伝導イヤホン(Aftershokz, OpenComm Slate Gray)を導入してみたのだが、これが快適だった。耳が塞がらないことで自分の声も自然に聞こえ、周りの様子も良くわかる。音質は特筆すべき物ではないが、必要十分な性能を持っていることが分かった。最初は耳が塞がっていないのに音が聞こえるのは不思議な感じだったが、じきに慣れました。

ただ、Macとの相性の問題か、時々急にイヤホンのバランスが右に偏り、左側から音が聞こえなくなる現象が起こるようになった。過去のMacでもイヤホン接続で報告されている問題の様だが、最初はイヤホン・Macを再起動させてみたりしたのだが、全く直らず焦った。

イヤホンの左側が故障したのかと思ったが、Macの「システム環境設定」中にある「サウンド」を開くとなぜか「バランス」の項目が右いっぱいになっている。これを中央に戻すと左側からも音が出て事なきを得た。

なぜこういった不具合が勝手に生じるのかは不明だが、もし同じ症状で苦しんでいる方が居れば参考になれば幸いです。


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