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【病院で働くということ】・・・Vol.14:どうして消化器外科医になった?

「どうして外科医になろうと思ったのですか?」
と時々聞かれます。

質問の相手が医療者と非医療者では多少答え方は変わってきますが、基本的には

「手術という治療手段をつかって患者さんの病気やケガを治すのは、外科医にしかできないから」
 
といった答えをしています。
 
学生時代に様々な診療科で実習をして、手術が業務のなかに入っている診療科は治療に診療の重心があり、病気を治す医者になる、と勝手に思い込んでいた自分に合っている気がしました。
 
特に消化器外科では消化管を吻合する手技にとても興味が湧き、
「縫いあわせて寄せておくだけで腸ってつながるんだ~!」
と感激した記憶があります。
 
消化器外科医になって25年以上、今はメスを置いて病院管理者になっておりますが、「病気を治してやる」というマインドはなくしていませんし、この診療科を選んで後悔したことは一度もありません。
 
しんどいなあ、辛いなあ、と思ったことは数えきれないほどありましたけど。


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