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コラム 〜地政学的に読み解くカウンターカルチャー史

ここ最近の僕のトピックは日本のラップ、ヒップホップのオリジネーター、パイオニアとの仕事だった訳だが、その仕事を通じて視聴した
パンクレゲエヒップホップにある特徴が見えてきたので、書き残そうと思う。

僕の見えてきた世界はこうである。

カウンターカルチャーの一端として出てきた
ロックは、ロックンロールが米国発
このロックンロールが海を渡り
英国でロックへと昇華され、
このロックに呼応する形でフォークなどの
ビートカルチャーが米国で発生した。
そのビートカルチャーの流れも受け、
よりシンプルによりラディカルに
カウンターを示すパンクが英国で産声を上げる。このパンクに少し離れたジャマイカンが加わりレゲエが生まれ、このレゲエのサウンドシステムが米国へと渡りヒップホップへとつながった。

つまりは2000年までの
カウンターミュージックの広がりは
ほぼ英米を跨いで紡がれたものであり、
その変化をいち早く取り入れ編集してきた、
エディトリアルリーダーによって
各国で花開いていったのだと思う。

故に、英米以外で花開いた
カウンターミュージックの熟成は
それぞれの土地独自の種子、要素により
形作られ、独自色を発揮していく。と

と、この視点で今後のヒップホップや
カウンターミュージックの我が国の変遷を
見ていきたい◎

そう思った時に記したのが本コラムである。

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