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湖、池、沼の主の話

 湖や池や沼があると、そこに住み着く主の話がつきものだ。
 まず、筆頭は竜であろう。
 大きい湖には竜が住む。

 蛇も主になりやすい。大水があると蛇が暴れたからだなどという伝説も残る。
 こちらは池、それも山の中にヒッソリとあるような池の主だ。

 鯉なども、人の大きさもある鯉が主だという話が多い。
 魚の類は、かなり多く、ナマズやドジョウ、うなぎあたりが主となる。
 池などではなく川だと、鮭の大助小助や、岩魚坊主のあたりの話がそれか。

 他、福島の猪苗代湖あたりでは、亀とドジョウと蛟が主争いをしていたのではなかったか。
 大きな沢ガニが主というところもあったか。
 巨大なタニシというのも、確かあったはずだ。

 面白いことに河童が主という話はあまり聞かない。
 人型の主がいてもいいと思うのだが。

(ここまでで10分)

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