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自分の欲求を勘違いしてはいけない

 自分に対しての自戒として書くが、夜中に酔いが回ってハイテンションになっている時と、朝方に少し早く目覚めて、時間を持て余している時、そんな時に、「何かを表現したい。」具体的に言うならば、「何かを書きたい」という思いが生じてきた時は要注意だ。

 その時には、「自己承認欲求」と「創作欲」を勘違いしている時が多い。

 欲求というのは、一つのエネルギーだから、自己承認の方向に舵を切るのと、自己表現(創作)の方向に舵を切るのでは、まるで違うものが出来上がる。

 比喩として言うなら中島みゆきが「途に倒れてだれかの名を呼び続けたことがありますか?」と歌うことと、実際に「道路の真ん中で、誰かの名前を呼び続ける」こととは大きく違うということだ。

 ここを勘違いして、冷静な判断が出来ずに、ただエネルギーを自己承認の方だけに向けると、途端に「自分は特別な何かである、凄いだろう」と気持ち悪い作品になるから、要注意だ。

(ここまでで10分)

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