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こんなにも宇宙好きで驚いた、「宇宙に行くことは地球を知ること」

こんにちは、サカモトです。

今回は、「宇宙に行くことは地球を知ること」の紹介です。

先日JAXAを退職することを発表した宇宙飛行士の野口聡一さんと歌手の矢野顕子さんの対談です。この本は、矢野さんの宇宙への愛と野口さんの口から語られる宇宙の真実が見どころです。そして、野口さんの数奇な運命も。とにかく初めて知ることいっぱいで驚きました。

矢野さんってこんな人

矢野さんは独特の高音ボイスでジブリのとなりの山田くんの主題歌を歌っていることでも有名です。ニューヨーク在住で宇宙のことが好きで、この対談が実現したそうです。

 この対談は、コロナで世界が変わる少し前の2020年の2月に行われたようです。野口聡一さんは三度宇宙に行くんですが、三度目の宇宙飛行が2020年の11月なので、その前になります。

矢野さんの宇宙愛

 対談の中でも出てきますが、矢野さんが日頃より宇宙のニュースを追いかけていて、宇宙のことに興味を持っているのがよくわかります。宇宙に行きたくて、ISS に行くための条件を調べていたりして、本当に知識が豊富なことがよくわかります。

また、宇宙飛行士の書かれた本なんかもよく読んでいて、本当に宇宙が好きだと感じられますね。

野口聡一さんの軌跡

ちなみに、野口さんは先程も書いたように、三回宇宙に行ってますが、はじめはスペースシャトル、二度目はロシアの宇宙船ソユーズ、そして、三度目は民間のスペースXの宇宙船クルードラゴンと、すべて違う環境で宇宙に行っているんですね。

しかも、初めての宇宙飛行は実は、コロンビア号の空中分解事故の一ヶ月後に予定されていたのが、事故の影響で2年遅れて実施されたそうです。本の中でも触れられていますが、コロンビア号の事故のときは宇宙飛行の危険さに真剣に向き合い、死について考えたと語られています。また、この事故がなければ、三度も宇宙飛行にチャレンジしていなかっだろうとも話されていて、事故によって人生が変わったと感じました。


対談の内容

宇宙での様子について、矢野さんが興味のおもむくままに質問し、それに対して野口さんが真摯に答えていくという形で進みます。宇宙で寝ているとどういう感覚になるのかとか、地球の美しさみたいな話はよく聞きますが、地球のまぶしさみたいなこととか、普段では聞けない話が展開されていておもしろいです。

また、コロンビア号の事故を受けて、NASA は宇宙船の開発を民間開発に切り替えるわけですが、ボーイングとスペースXの2社で競っていて、当初はボーイングが有利だと思われていたそうです。結果が分かっている現在から見ると意外ですが、確かにボーイングのネーミングバリューからするとわかる気がします。

野口さんのツイッター

野口さんは宇宙からツイートやYouTube などの配信されていたのは知っていましたが、野口さんが宇宙飛行士の中で初めてSNS で発信したそうです。はじめた当初はNASA もいい顔してなかったというのは意外でした。

ツイートの裏側にはこんな裏側があったとは!こうした宇宙での様子がほぼリアルタイムで配信してくれたのは本当にありがたいですね。

ということで、今回は「宇宙に行くことは地球を知ること」の紹介でした〜

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