日本と海外、どっちが安全なんだろうか?マンガ「だから死ぬ気で旅に出た」
こんにちは、サカモトです。
今回はこちらのマンガ、「だから死ぬ気で旅に出た」の紹介です。
こちらの本はのもきょうさんのnoteで紹介していたもので、面白そうと思って読んでみたらとんでもない本でした。
まず、のっけから、作者の仕事が「運び屋」であることが書かれています。運び屋と言っても違法な薬物などを運ぶわけでもなく、合法的な書類なんかを日本の会社などに頼まれ、海外の支社に運んでいく仕事です。
そんな仕事があったんだと言う感じですが、確かに海外展開している企業の場合、海外への支社へちょっとしたものを届けてほしいという需要はありますよね。
そんな仕事があるんだという新鮮な驚きでした。当日いきなり仕事を振られるとはいえ、飛行機代や現地でのホテル代を持ってもらえ、さらにお金までもらえてしまうという、海外に行きたいということであれば、いい仕事ですね。
でも、話はそれだけではなく、そこから作者は海外で数々の危険にあい、その危険を乗り越えてきたことがサラリと紹介されます。本当にサラリと。
では、なぜ作者は命をかけてまで、海外へと出ていくのか。今度は子供の頃からの話になります。
母親とうまくいきません。毒親というやつですね。そして、大人になってから、サラ金業者で働くようになるのですが、待遇面はいいものの、修羅場を経験し、心を病み、ついには幻聴が聞こえるまでになります。
どうにもならなくなって、やぶれかぶれで、死ぬ気で海外へ放浪の旅に出たというわけです。南米を何ヶ月も放浪するわけですが、暴動や謎の病などたくさんの危険な目に合うわけですが、旅の中で自分を取り戻していくわけです。
つまりは、日本では、暴動や強盗、衛生面での不安がない代わりに、心の平安が保てないのに対して、海外では数々の危険がある代わりに、そこで生きている実感をえるわけです。皮肉なもんだなと思います。果たして、日本と海外、どっちが安全でどっちが危険なんでしょうね。
こんな生き方があるんだなというのを知れたのは良かったです。
そう、死ぬ気になれば、何でもできるんだなぁと。
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