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ドラマ「THE DAYS」リーダーのあり方も見どころである

こんにちは、サカモトです。

2日続けて、ネットフリックスドラマ「THE DAYS」の話です。もちろんまだ全部見てません。このドラマはなかなか簡単に見れません。これからゆっくり見ていこうと思います。

ちなみに、前回書いたのがこちらです。


昨日とは違う予告編です。

さて、今回触れたいのは、リーダーのあり方ですね。このドラマは、福島原発の現場と総理官邸の2箇所での出来事が同時並行で進んでいくんです。

まあ、事実をできるだけ忠実に再現したドラマとはいえ、二人のリーダー、総理大臣と福島原発の吉田所長とが対比して描かれています。

福島原発では、地震の後に外部電源を失い、原発の中で何が起こっているのか、よく分からない状況になっているわけですね。そして、全てを人力でこなさなければいけないわけで、中々作業もままならないわけです。

そして、一番大事なのは、そういう状態というのは事前のマニュアルには書かれていないということですね。

そんな状況にも関わらず、総理大臣は周りの電力会社の幹部や原子力規制委員などの専門家に確たることを求めるわけですね。

「何が起こっているんだ」
「これからどうなるんだ」
「避難はどの範囲までしたらいいんだ」

とかです。それに対して、当然ながら誰も確たる答えが出せないでいるわけですね。

「それにつきましては、原子力規制委員の範疇でして、、、」
「これは電力会社できちんと対応すべき」
などの押し付け合いなんかが始まるわけです。

それに対して、総理大臣はイライラしてきます。

誰に聞いても「何がおこっているのか」、「これからどうなるのか」、「どういう対応をとるべきか」というのは答えられないわけですからね。しかし、イライラしてくると、当然ながら、周りのスタッフはやるせない雰囲気が漂ってきます。

リーダーとしてはイライラした態度をとってはダメだなと感じます。周りの信頼関係が築けないと対策本部も機能しません。


一方、吉田所長の方は、堂々としています。官邸側からの指令で、おかしな指令には、反対し、きちんと反論します。見ていてよくぞ言ってくれたと思い、スカッとします。側から見ていてそうなのだから、現場で働くスタッフはどれだけ力強かった事でしょう。

これが上の上のいう事に対して、何でもはいはい聞いてしまうような上司だとしたらどうだったのだろうかと考えてしまいます。

ドラマから離れますが、Web記事の中には、実際の吉田所長の行動や判断について賞賛するものが多いと思います。(吉田所長は実在するのです)

その決死の作業を行った部下たちは、私のインタビューに、「吉田さんとなら一緒に死ねる、と思っていた」「所長が吉田さんじゃなかったら、事故の拡大は防げなかったと思う」。そう口々に語った。自分の命をかけて放射能汚染された原子炉建屋に突入する時、心が通い合っていない上司の命令では、“決死の突入”を果たすことはできないだろう。


こんな感じで、このドラマは災害時のリーダーのあり方についても考えさせてくれるいいドラマです。リーダーが誰であるか、どのような行動を取るかで結果さえも変わってしまうんだよなとあらためて、リーダーの大切さを再認識した次第です。

とてもいいドラマだと思うのでぜひ見てくださいね。


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