『阪大生の宣言文4』刊行
大阪大学の学生の宣言文第4弾『阪大生の宣言文4:“共生”に関心を持つ38人の学生が目指す社会』が刊行されました。
監修 稲場圭信
編集協力 大原理彩子、
安達夢乃、大野裕貴、中丸萌、松永凌太朗、溝口晴友、森弘樹
Amazon Kindle版 2024年4月
「他の人たちの個人ステイトメントを聞いて、すごく刺激を受けた。みんな何かしらに問題意識をもって自分にできることを考えてそれを共有できたこの時間は、やりたい分野、作りたい社会が違っていても自分にとって「仲間」意識というか、勇気を与えてくれた。」
「今回の発表で自分の作りたい社会を改めて言語化したことでモチベーションが上がったので、これから自分の学習に生かしていきたい。」
「社会を良くすると一言で言っても、そのために考えられるアプローチは本当に様々なのだと実感した。」
「今回個人ステイトメントを作成する中で、現在どういった状況があり、自分の中で何を問題だと考えていて、これからどうしていきたいのかを整理できた。」
「この講義を受講する前までは、私自身、共生社会の実現について、本当に可能なのだろうかと少し懐疑的な部分があった。しかし、今日の皆の個人ステイトメントを聴き、身近にいるこれだけの人が共生社会の実現について深く考えているのなら、本当に実現可能なのではないかと希望を持つことができた。」
「一人一人がこのような意志を持ち行動することで社会は大きく変わるのだろう」
「この授業だけで終える事なく、ここから先の自分の勉強、果ては社会に出てからも行動指針となるよう、意識をしたい。」
「今回の個人ステイトメントで皆の前を向いて将来のことを考えている姿に触れ、自分も気持ちが前向きになった。今回の個人ステイトメントをきっかけに、これから積極的に活動していきたい。」
これらはこの「共生社会論」の授業を受けた学生の声です。大阪大学の学生は、何を学び、社会をどのように見ているのでしょうか。
2章 個人ステイトメント「阪大生の宣言文」
1.誰もが生きがいを持てる社会を目指したい
2.共感が広がり変化を許容する社会を目指したい
3.誰かを過剰に批判しないでもよい社会を目指したい
4.誰もが十分な食事を得られる社会を目指したい
5.分断なきアフリカ社会の構築支援を目指したい
6.若者が将来に向かって主体的に行動できる社会を目指したい
7.誰もが聞く力、聞いてもらう力を持つ社会を目指したい
8.誰でも自分の存在を否定されずにのびのびと生きれる社会を目指したい
9.辛い人の声に耳を傾ける社会を目指したい
10.テストのためでない学びを楽しめる社会を目指したい
11.誰もが安心して避難できる社会を目指したい
12.環境問題を乗り越え長く住み続けられる社会を目指したい
13.弱くても生きられる社会を目指したい
14.多くの子どもが生き生き出来る社会を目指したい
15.家族と距離を置くという選択肢がある社会を目指したい社会を目指したい
16.地域内で助けを求められる社会を目指したい
17.地域に根付く文化を継承し、多世代で共生できる社会を目指したい
18.利他心をボランティアに繋げやすい社会を目指したい
19.全ての人が自分らしく生きられる社会を目指したい
20.個人のライフプランを尊重できる社会を目指したい
21.環境問題が自分事として捉えられた社会を目指したい社会を目指したい
22.『楽しい』と感じる時間が長い社会を目指したい
23.自分のやりたいことが見つけられる社会を目指したい
24.当事者の話に耳を傾けられる社会を目指したい
25.多様な背景を持った人が尊重される社会を目指したい
26.地域全体が子どもたちの成長を支える社会を目指したい
27.誰もが相手の行動を嘲笑うことなく責任を持って生きる社会を目指したい
28.誰もが差別されずに参加できる社会を目指したい
29.被災者の選択肢を広げる社会を目指したい
30.災害時の出せない声を聞き逃さない社会を目指したい
31.助けを求める人が正しく救われる社会を目指したい
32.日本の隅から隅までイキイキと暮らせる社会を目指したい
33.死が身近にある社会を目指したい
34.皆が各々の拠り所やつながりを持つ社会を目指したい
35.私は新しい挑戦や改革が応援されるような社会を作りたい
36.子どもが豊かに生きられる社会を目指したい
37.誰もが性別に囚われず活躍し多様なジェンダーが共生する社会を目指したい。
38.困ったときに周りを頼れる社会を目指したい
学生たちの思いが皆様の心にも響くことを願っています。
『阪大生の宣言文』『阪大生の宣言文2』『阪大生の宣言文3』も合わせてよろしくお願いいたします。
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