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北米ラッコツアーの手引き その1


はじめに

初めまして、T先生こと橘です。今さんとNA2さんの「アメリカ・カナダ!ラコラコラッコツアー2023!」において現地の旅に同行していました。ラッコに関してや旅がどれだけ素晴らしいものだったかについてはこの本を読んでいただくとして、この記事では「私も現地に行ってみたい!」という方のために本では触れられていない交通情報等を書きたいと思います。

何故noteを始めてまでこんな記事を書くのか?それはラッコを愛する皆様のパワーを感じたからに他なりません。今回のラッコツアーの同行・サポートもそうでしたが、好きなもののために人が何かにチャレンジする・普段と違う事をする姿(つまりは推し活する姿)を見る事が私は大好きです。

著者情報

日本生まれ日本育ち、特に留学経験などなく大人になってからアメリカに来たので英語がいかに日本人にとって難しいか、英語への苦手意識は承知しているつもりですが、いかんせんアメリカに住み始めて10年ほどになるので感覚が少々バグってる所があります。ご了承ください。
ちなみに腐女子ですので嫌悪感がある方は気をつけてください。

旅の手配

飛行機

旅の検討をし始め、今さんと一緒に日本からの飛行機の値段を見ていた時、GWのチケット高すぎ〜!!で、初っ端から計画倒れになりそうでした。そんな中、私は閃きました。
ひょっとするとアメリカ発にすれば安いのでは…?
場合によりますが、日本の航空会社で日本発にすると高くなってしまう傾向にあります。また、そもそも複数都市周遊があまり出てこなかったり。
そこで、あの旅では飛行機の手配においていくつか工夫がなされています。
1: 成田 → サンノゼをzipair(片道)
(サンノゼからサンフランシスコは車で1時間くらいなので陸移動)
2: サンフランシスコ → バンクーバー →羽田を United Airline

にすることで、2の旅程をアメリカ発にし飛行機代を節約しました。
あれ、シアトル水族館も行ってなかったっけ?と思ったそこの貴方、正解です。実はシアトルはバンクーバー →羽田の乗り継ぎ(トランジット)扱いにすることで更に飛行機代をお得にしています(シアトルには1泊しているが20時間ほどの滞在)。
バンクーバーから成田/羽田直行便は高いなぁ、シアトル乗り継ぎ便の方が安いなぁ→「シアトル水族館にもラッコおるよ!(by今さん)」→ 1-2日滞在するよりもトランジットの場合がお得(な傾向がある)というミラクルが重なった旅程なのでした。
いやいやそれでも日本の航空会社じゃないと不安…という方…
予約と運航は必ずしも一緒ではありません!
実は今さんは今回、一人では日本の航空会社の便にしか乗っていません。
1: 成田 → サンノゼは zipair (JALのLCC)
2: サンフランシスコ  → バンクーバー →シアトルはUnited Airline(アメリカの航空会社)だが、そこはアメリカ在住である私と一緒
3: シアトル → 羽田は ANA (United Airlineで予約したがオペレーションがANAな共同運行便なのである!)
ですので、必ずしもJAL, ANAにこだわらなくてもいいのではないかと思います。
また、United AirlineのマイルはANAの特典航空券に交換できます。マイルは貯めておきましょう。(今さんはこの旅で貯めたマイルで福岡のラッコに会いに行ってました)

とはいえ、複数都市はいきなりハードルが高いという方…
zipair、なんと2024年3月にはバンクーバー直行便もできます!ご検討ください。
https://www.zipair.net/ja

ESTA(アメリカ行)やeTA(カナダ行)申請

日本国籍の方はアメリカに入るのにESTA、カナダに入るのにeTAが必要ですが手数料を取ろうとする変な業者に惑わされないでください。全く難しくありません。自分でできます。日本語説明もあります。
ちゃんとURLのドメインが gov (government: アメリカの連邦政府と地方行政機関が使っているドメイン)になっているか確認したり、日本の外務省などの信頼できるサイトから辿ってください

ホテル

ホテルに関してはこの後の各地の説明の所で書きますが、日本のように「狭くてもいいから安くて便利なホテル」みたいなものはアメリカ・カナダにはほぼないと思っていただいていいと思います(ドミトリーみたいなのは別ですが私が経験がないのでこの記事では触れません)
慣れてない方ほど安全・安心・便利な寝床で十分に休息して滞在をフルに楽しんでください。

ラッコの旅カリフォルニア編

モスランディング

サンノゼ空港(またはサンフランシスコ空港)から車で南に移動します。アメリカの公共交通機関(バス・電車)はあんまり当てにしない方がいいです。空港でレンタカーを借りてGoogle mapに頼って運転していきましょう。日本で免許を持ってる方は免許試験場等で申請すれば国際免許をサクッと取れます。
運転に慣れてない場合はサンノゼ空港をお勧めします。なぜならサンフランシスコ空港は大きい空港で、レンタカーを借りて外に出たらいきなりフリーウェイ(アメリカはほとんど高速タダ)の分岐があって混乱します(経験談)。サンノゼ空港は小さいので入国審査もさほど混んでないと思います。

モスランディングで野生ラッコが見れるツアー、これです。ほぼ毎日やっていて、日によりますが午後の回があるので朝にサンノゼ空港に着くzipair、到着その日に野性のラッコを拝めます。ラッコが見れなかったら返金!と書いてあるますがまず間違いなく見られます。

英語で申し込み無理!という方はViatorというツアー仲介サービスは機械翻訳っぽいですが日本語ページもあるのでそういうのを見てみるといいかもしれません。おそらくこれが上記のツアー
周囲をブラブラして後から分かったことですが、ツアー参加しなくても場所がわかっていれば野生のラッコを陸から見ることは可能です。ただツアーに参加した方が接近できる可能性は高いように思いますし、ガイドの方から話を聞くこともできるので初めての場合はツアーに参加するとよいと思います。
ツアーの開始場所は以下で、そこから右斜め上のElkhorn Sloughを船で行って帰ってくる感じなのですが、その周囲をある程度歩くことができます。また、今さんの本にも書いてありますがスタート地点にすでにラッコぷかぷかしてました。
今回行きませんでしたが、ツアー開始場所のちょっと上にあるMonterey Bay Kayaksはカヤックに自分で乗ってラッコを見れるようです(次回はカヤック挑戦してみたい)夕飯を食べたSea Harvest Moss Landingも近くにあります。

野生ラッコツアー付近地図

ツアー中の説明はもちろん英語です。ちょくちょく訳して今さんに伝えていたのですが「そうそう、そうなんだよ」と既にラッコ民(ラッコを愛する民)には常識な内容だったり、ラッコ受動喫煙なだけの私ですら聞いていて「これ、今さんが言ってた奴ら!(進研○ミ)」みたいになる内容もありました。だから無理して全部わかろうとしなくていいと思います(細かい所にこだわりすぎないのがアメリカでサバイブするのに大事だと思ってます)
ツアーガイドさんは実際に海洋生物とかそういった分野の学位を持っていたりする方々のようで、聞いたら色々教えてくれます。質問があったら事前に英語で文章を作っていくといいと思います。

ホテル

水族館があるモントレーの方が観光地なのでレストランもホテルも選択肢は多いのですがお高めなので今回はモスランディングのホテルに泊まりました。小綺麗で良かったです。徒歩圏内には何もありませんがツアーの開始場所まで車で行けば周囲に可愛いカフェとかがありました。

モントレー水族館

モスランディングから車で20-30分。モントレー水族館は有名な水族館なのでやや混んでいます。Webサイトを見るとメインエントランスでチケットは基本的に買えないようなので、事前にチケットをオンラインで買っておきましょう。
Sea Otter feeding (餌やり)の時間はHPに書いてある水族館と書いてない水族館があるので、わからなかったら水族館の人に聞きましょう。

野生ラッコツアーからのモントレー水族館での餌やり時や映像作品での説明により、2日間でラッコへの知識がつき始めました。
-ラッコの毛は二層のようになっていて水の中にいても中の毛は濡れない!
-食事の回数多い!咀嚼力強い!筋肉モリモリ。
-ラッコの赤ちゃんは Sea otter pup (puppy: 子犬)と言う
-モスランディングの野生ラッコも一度保護されていたりしてタグ付けされて管理されている

次回、ついにバンクーバー水族館へ!

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