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リアル体験型イベントはオンラインでも可能なのか!?オンラインリアル脱出ゲームに挑戦してみた!


こんにちは!時には爆弾を解体し、時には解読のマスターになり、時には魔女の屋敷に囚われ…どうも、脱出ゲーム大好き横山です。
皆様、リアル脱出ゲームはご存知でしょうか?
知り合いや、はじめましての人たちで特定の場所に集まり、出題される謎を手を動かして脱出を目指す体験型エンターテインメントのことです。
一時期流行したのもあり、体験されたという方いらっしゃるのではないでしょうか。


リアル脱出ゲームは、指定され場所で非日常感を感じながら自分たちで謎を解くのが醍醐味のエンターテインメントです。
ただコロナ禍おいて、一箇所に集まるというのが非常に難しくなりました。
そこで「オンライン」の脱出イベントというものが、出てきました。
今までリアルに行なっていたものが、どうオンラインで展開されるのか、スクラップオンラインイベント「封鎖された魔王城からの脱出」をD&Pの仙崎・加藤とともに体験しました。


公演のネタバレは禁止されているため、内容には言及いたしませんが、
仙崎と加藤は謎解き初心者のため、初めて触れたオンラインでの脱出についての感想を後ほど教えてもらおうと思います!
それでは脱出ゲームの世界へ、ようこそ!

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リアル脱出ゲームとは?

リアル脱出ゲームとは、指定された場所へ行き、出題される謎を解いて脱出を目指すゲームになっています。公演によってはゴールが脱出ではないこともあり、各公演ごと物語に沿って展開されているのが特徴です。
私は今まで様々なリアル脱出ゲームに参加してきましたが、アニメコラボなどもあり、その作品の世界観や設定になりきって考えるという普段の会社員の自分とはまた違う世界に浸れて大好きなエンターテインメントです。
(脱出に失敗し、優秀なアンドロイドとして出荷されたこともあります…)

リアル脱出ゲームは種類があり、
・フィールド型(例:メトロを使用した東京メトロ地下鉄の謎)
・スタジアム型(例:幕張メッセで主催されたドラゴンクエストコラボ)
・アジト型(例:アジトオブスクラップ)

など分類されますが、謎を解く場所の違いであり根本的に行うことは変わりません。
ただフィールド型は町全体を使うことが多く、その土地ならではの出題がされるため、地方活性の謎解きイベントなども開催され賑わいをみせていました。

また、アジト型やスタジアム型では目の前で実際に寸劇などが行われ、より非日常感がリアルに味わえる演出もあり、子供から大人まで楽しめる体験型イベントとなっています。
その場所に行かなくては味わえないということもあり、集客としては大いに役立っていたエンターテインメントではないでしょうか。

ただ、最近は時勢もあり人を密室に閉じ込めることが難しくなり、徐々にイベント数自体も減ってしまっているように感じています。

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オンラインでリアル脱出ゲームは可能なのか

人を集められないのなら、オンラインでやればいいじゃない!と出てきたのが「オンラインリアル脱出ゲーム」です。
チケットを買うとURLが発行されるので、参加する友人たちにURLを配り
Webサイトを見ながら、ZOOMやLINEなどオンラインで会話できるツールを使って行われるものになります。
一人でも参加可能なものもありますので、従来のよくある○人人組のような知らない人同士でプレイしなくても済むので気が楽ですね。

Weサイトを使って行われるため、特に必要なものもなく、気軽に始めることができます。
今回リアル脱出ゲームが初めてだった、加藤と仙崎も難なく進めることができていました。

Webサイトで行われるメリットとして

・前に出題されたものやストーリーを忘れた時に見返すことができる
リアルですと一度見たムービーなどは覚えていないといけないので、結構思い出すのが大変です。


・ヒントがすぐに見れる
リアルイベントの場合はお助けマンみたいな人がおり、その人のところまで行かないと聞くことができない仕組みのとこもあり、チーム全体で動いている場合ヒントを知りたい人とそうでない人と別れた時にちょっと気を使う必要があります。

・自宅でリラックスしながらプレイできる
なによりWeb完結なので移動する必要がなくありません。フィールド型やスタジアム型など長時間の移動を必要とするものは体力勝負になります…が、今回私は座ったままケーキを食べながら謎を解いてました。(糖分大事ですよ!)


オンラインはオンラインでの脱出ゲームの楽しみ方があると感じています。

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リアルイベントとオンラインイベントの差

では、リアルとオンラインではどのように違いをつけているのでしょうか。
もちろん公演によってはまったく別の手法を取っているものもありますので、あくまでも一部のみの考察になります。

フィールド型やスタジアム型など比較的広い範囲で行われる場合「キット」と呼ばれる問題集や、東京メトロ地下鉄の謎ではオリジナルデザインの乗車1日フリー切符などが配られます。公演によって配布されるものは違いがあるのですが、だいたい紙とペンがもらえることが多いです。キットを使って解いていくと、なんとあるものが実は…のような展開もあり結構胸が熱くなりますね。

リアルイベントでは「実際に仕掛けを手を動かして解く」「現地に赴いて謎を探す」などが醍醐味になり、自分自身で行う達成感を強く押し出しているように感じています。
もちろんオンラインでも謎をとき脱出するという達成感はありますが、リアルのような非日常感みたいなところは薄いように感じています。
PCやスマートフォンなどのデバイス越しになってしまうので、なかなか没入体験というのは難しいのでしょうか。

オンラインは「手軽」「遠い場所にいる友達とも楽しくプレイできる」などがメリットになってくるのかなと私は思います。
リアル脱出ゲーム初めてだけど、一緒に行ってくれる友人が近くにいないや、外出はしたくないけれど遊びたい。といった人に最適だと感じています。

リアル脱出ゲームの体験者である私からみると、実際に手を動かすことが醍醐味だったものがオンラインになると若干の薄味に感じてしまうのは、使用するものがデバイスだけだからでしょうか。
ここが解消できなければ、エンターテインメントとしてはリアル体験にはオンラインは勝てなかったと感じてしまいます。Webならではの仕掛けなどがあるとリアルとの差がつけられるのではないでしょうか。

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オンラインリアル脱出ゲームは地方に貢献できるのか

リアル脱出ゲームは特定の場所に赴いて行われるという特性もあり、地方創生の起爆剤としても使用されているエンターテインメントでした。
ですが、リアルとオンラインでは地方への貢献にあたって大きくゴールが異なり、リアルは「実際に来てもらい魅力に触れてもらう」ことがゴールでしたが、オンラインでは「魅力を伝え、安全に旅ができるときに来てもらう」ことがゴールになるのではないでしょうか。

例えばリアルですと、東京メトロ地下鉄の謎では、普段降りない駅に行きその駅の風景を楽しんだり、参加者が食事をしたりなど、その土地に触れ、お金を使うということを促しています。
地方に行き、その土地の特性に楽しく触れてもらうにはもってこいのイベントなんですね。

そのほかに教育の一環で、博物館などの学習型の施設でも使用され、内容が難しく子供が理解しにくいものでもスマホなどを使って館内を歩かせ展示物に沿って謎を解かせていくことで、楽しく学習してもらう。などの体験も提供ができます。

楽しく物事に触れてもらう。これが地方でリアル脱出ゲームが選ばれた理由なのではないでしょうか。

しかし、オンラインになるとどうでしょう。
Webで完結してしまうため、実際にその土地の特性に触れるのは難しくなります。
学習型のコンテンツも、博物館の展示品をすべてオンラインで掲載するなどしなければ展開は困難です。コストもたくさんかかりますね。
もしオンラインで地方に寄与することを考えると、
・VRで街を再現し自分たちでVR空間を見ながら謎を解いていく
・自治体のやWebサイト観光名所のWebサイトを巡らせる
・ZOOMなどを使いオンライン旅行のように現地の人に風景を写してもらい解説してもらいながら謎を解く
などが考えられますが、やはり実際に現地に行っていないので魅力を伝えるには不十分と言えます。

それぞれのゴールを考えてコンテンツを作成することが、貢献することへの大きな第一歩になりそうですね!

私はリアル脱出ゲームが大好きなので、今後ますます発展していくことを大いに期待しています。

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最後に今回一緒にオンラインリアル脱出ゲーム「封鎖された魔王城からの脱出」を一緒に経験した加藤と仙崎の感想を乗せて記事を締めくくらせていただきます。

加藤
動画によるストーリーナビゲートなど、随所にオンラインならではの工夫があって楽しかったです。ただ、惜しいなと思ったのは、クイズやパズルなどによっては色々な思考を書き込みながら解いていくもの、例えばクロスワードパズルなどが、オンラインだと試行錯誤する過程を画面に直接書き込めないので、一度メモ用紙などに書き写してからやらないといけないといったところは多少煩わしさがありました。これはリアル脱出ゲームをオンラインに移すことによって生まれた弊害かなと感じました。
僕は脱出ゲームはリアル含めて初体験だったのですが、ただ問題を説いていくだけでなく、きちんとしたストーリーがあって最終的に物語の主人公に自然と感情移入できるような展開になっているのはすごいと思いましたし、ゲームや映画、遊園地ともまた違うジャンルのなにか不思議な新しい体験をした気持ちになりました。ステイホーム期間の週末などに子供と一緒に楽しむというのもありだなと思いましたが、一度のオンライン上の体験に1人3000円前後支払うかというと、ちょっと高いかもなと思ったのも正直なところでした。子ども二人で6000円あればSWITCHのゲームも買えちゃうので(笑)
仙崎
脱出ゲームを最後にやったのは6年以上前で不安もありましたが、中級者である横山さんがアテンドしてくれて安心して楽しめました。 最後のオチに仕掛けがたくさんあり、一筋縄にクリアできないところが面白かったです。 中級者の人と一緒に遊べると初心者が陥る罠をサポートしてくれるので安心感があるなと思いました! ある程度、クイズのパターンを知っている人がいる方が回答の法則性を理解しながら進められるので良さそうですね。 何も予備知識がないまま始めてしまうと、オンライン上で意思疎通を取るのが若干難しいかもと感じました。 また、脱出ゲームのブラウザタブを閉じてしまった時に元に戻ってこれるようにしないと、すごく焦ることがわかりました。笑

加藤は初心者とは思えないほど謎を解くスピードが速かったので、私が苦手な数字やパズル系などをお任せしました笑
仙崎はかなりチームワークに貢献してくれ、ストーリーに行き詰まった時に前回のあらすじを話してくれるなど、ささっとサポートをしてくれるなど、参加者それぞれの個性が見えるプレイでした。

私はリアル脱出ゲームは結構経験しているのですが、オンラインは初めてだったため、初心者ふたりを楽しませることができるあ不安だったのですが、二人の理解が早いのと、スクラップさんのイベントの作り込みが大変素晴らしかったので、三時間かけて脱出した時はとても達成感を感じましたね…!これだから脱出ゲームはやめられませんね!

記事で気になった方はこちらから今回のオンラインリアル脱出ゲームのチケットが購入できるので、ぜひチャレンジしてくださいね!
それではまた次の記事でお会いまししょう!

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