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これは国家規模の一大ミッションだ!ワクチン接種態勢を支援する企業の取り組みをまとめてみた。

こんにちは。
本日の記事では、これから日本でも本格的に始まるワクチン接種を企業として支えようという試みを始めた会社さんを取り上げてみたいと思います。

ゴールデンウィーク前には先進国と比べてあまりにも低い日本のワクチン接種率が、政府に対して批判という論調でメディアなどでも大きく取り上げられていましたが、GWが明けてようやく各自治体で高齢者に対するワクチン接種が本格的に始まるようになってきているようですね。僕の両親は共に70代の高齢者層の東京暮らしですが、5月の中頃に摂取案内の用紙が配られたと聴きました。
高齢者に加えてこれから一般の人にも続々とワクチンが提供されていくことになると思いますが、そこで課題となるのがいかにして滞りなくスムーズに素早くワクチン接種を多くの人が終わらせることが出来るかだと思います。
この一大プロジェクトを完遂するためには政府や自治体だけに頼るわけにはいかないんじゃないかと個人的には思います。特にワクチン接種における一連の流れを混乱なく進めるためにはデジタルを活用することは不可欠で、それ自体が政府や自治体は非常に苦手な分野でもあると言えるのが難しいところです。
ここは官民問わずみんなが持つ知恵やチカラを集結して取り組まないといけない国家的一大ミッションなのではないかと思っております(若干大げさですが)。

そのような状況下で、様々な山積みの課題に対して「協力しよう」という声を上げている企業を本日はいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

【ぴあ】チケットのオンライン予約のノウハウを活かしてワクチン接種予約システムを提供

ぴあ、コロナワクチン予約システムを提供 自治体向け
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC135040T10C21A5000000/

様々な人気チケットの予約を捌いてきたぴあが、オンライン予約のシステムを自治体へ提供するそうです。同様にLINEもアプリを介した予約システムを提供しており、その使い勝手の良さから今後一般摂取が始まったら爆発的に利用されそうですね。LINEはAIによる電話にも対応しており、利便性を高めているように思えます。あとはこれまで誰も経験したことのない巨大なアクセス集中に耐えられるか、が最大の焦点になりそうですね。

LINE、新型コロナワクチン接種予約システムを提供。LINEで会場予約
https://www.google.com/amp/s/www.watch.impress.co.jp/docs/news/1303/048/amp.index.html


【イオン】大型施設を開放し接種会場へ

イオン 新型コロナワクチン接種会場 提供へ 企業に協力の動き
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210213/k10012863721000.html

次に紹介するのがイオンさんです。イオンさんは自治体から協力要請があった場合、全国にある大型の商業施設を会場として提供する方針なのだそうです。海外では大規模なコンサート会場などもワクチン接種会場として利用されているそうですが、今後日本でも様々な他の施設でも臨時会場として利用されていくかもしれません。同様に三菱UFJフィナンシャルグループも保有する各所の施設を無償提供する方針だそうです。


【エムスリー】ワクチン接種のための医師や看護師を全国から集める!

エムスリー 新型コロナワクチン接種で、医療職の採用を確約する新サービスを開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000012413.html

予約会場に行っても注射を打てる人が足りてなければ強烈な混雑と混乱が予想されます。ただでさえ逼迫している医療体制からワクチンを打てる人材の確保は急がねばなりません。エムスリーさんはこれまでの事業で培った医療従事者ネットワークを通じ、人材確保に困っている自治体を支援するサービスを開始しています。


【Uber】接種会場までの移動をサポート

Uber がワクチン接種会場へのタクシー無料乗車を提供 〜大切な人に Uber を贈ろう〜
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/japan-vaccination-free-rides/

上限はあるようですが、高齢者に向けてワクチン会場へ無料送迎を行うサービスを開始した模様です。同様にDiDiも始めたようですね。


【クラスメソッド】接種予約時のイライラ軽減のためにデジタル待合室を提供

クラスメソッド、ワクチン接種を推進する自治体・医療機関・協力企業にデジタル待合室Cloudflare Waiting Roomを無償提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000236.000014901.html

クラスメソッドさんの提供するシステムは、ぴあやLINEと同様のワクチン接種のための予約システムですが、特徴的なのがアクセスしてきた予約希望者を順番に並べて誘導できるところです。
確かに考えてみると、予約時に一番イライラするのは、予約者が殺到することでサーバーがパンクし、ウェブサイトには何も表示されることがなく、いつ復旧し予約ができるかわからないところにあります。つまり、秒を争って他者より早く予約したいわけでは本当はなく、長時間待たされたとしてもどのくらいの時間で自分の番が来るかが分かればそれで結構十分満足だったりします。
クラスメソッドさんの仕組みは予約者を整頓し、待ち時間の目安を提示することや、自分の番が近付いた通知をしてくれる機能があり、これはとてもUXを考えた良い機能だなと思いました。

【PwC】接種現場の体制構築や業務推進を支援

PwCコンサルティング、全国の自治体への新型コロナワクチン接種業務支援を本格展開開始 ~千葉市との取り組みを通じて作成した“ワクチン接種業務支援ツール”を無償提供~
https://www.agara.co.jp/article/111164

様々な分野でのコンサルテーションを得意としていたPwCさんは主に現場の業務面での体制構築と業務推進を支えるそうです。誰もが初体験となることが多く発生することが予想される現場では、たくさんの混乱や予想外の出来事が多発するのではないかと思います。そのような現場業務の課題をつぶし、整理•体系化し横に展開していくといった一連の業務支援を誰かが行わないと、全国レベルでバラバラな運用がされてしまいかねませんよね。そのような意味でPwCコンサルティングさんの参入は心強いですね。

本日の記事は以上となります。最後まで読んで頂きありがとうございました

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