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日本の水族館でのラッコ飼育状況が明かす未来の予兆とは!?


初めに

皆さんはラッコを見たことがありますか?
私は一応見たことはあるそうですが記憶にはございません。水族館は日本全国に数多くありますがなんと実はラッコが飼育されている水族館はたったの二館のみ!知ってましたか?この事実。

現在飼育されているラッコは?

現在飼育されているラッコは三重県の鳥羽水族館にいるメスのメイ、キラの2頭と福岡県のマリンワールド海の中道にいるオスのリロの3頭のみ。
いずれも高齢個体でしかもリロとキラは兄妹。メイも19歳で人間でいうとまだ若いですがラッコの寿命はおよそ20年なので人間で例えるならばもう80歳超えのおばあちゃんラッコなんです。つまりもうこれから繁殖して新しい個体を産むことが出来ないのです。

なぜここまで個体数が減少してしまったのか?


実は2014年今からおよそ10年前にはまだ日本各地の水族館でラッコは飼育されていました。しかしラッコの繁殖は極めて難しく新しい個体が産まれる数よりも死んでしまう個体の数が上回ってしまったのです。
ならば輸入して新しい個体を導入すれば良いじゃないかと思った方もいるかもしれません。
しかし、ワシントン条約という条約により輸入に制限があり新しい個体を導入出来ないのです。

水族館での飼育状況が日本の未来の姿!?

この水族館のラッコ事情少し日本の現在の姿と似ている部分がありませんか?少子高齢化の社会で産まれてくる数よりも死んでしまう数の方が多く人口は減少していく一方。また日本はあまり移民を受け入れる姿勢もなくただただ人口が減っていく社会。今後ラッコは水族館で見られなくなってしまう日が来てしまうでしょう。日本は人口減少を食い止めることが出来るのでしょうか。

予告

後日ラッコの魅力などについて紹介する記事を書きます!近日公開!お楽しみに!

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