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演劇につられて、アレコレと

演劇エッセイ/8日目

小劇場は劇中に煙草やビールが出てくる演目が多いです。毎作出てくるような劇団もあり、そうなるとひとつの作風と言えます。昔、ある演出家が「容易に間を作ることができる煙草は演劇の必需品だ」と言っていて、なるほどなぁと思いました。無言で立っていて画になる小道具、確かに煙草が最適かもしれません。

劇中にビールが出てくると、お酒好きの僕はそれに誘惑されてしまいます。要するに飲みたくなる。ビールが出てくる演目を観た帰り道は、高確率でコンビニに寄っている気が。毎日飲む訳ではないし、飲まなくても平気なんですが、あれ、何でしょうね? テレビやネットのCMではあまり誘われないのに、劇中にビールを飲むシーンがあると…、以下省略。

演劇で使うビールは基本アルコールではなく、いわゆる「ビールに見えるもの」だと思います。今はノンアルビールが普及しているし、ホッピーなどもよく使われるそうです。瓶ビールを使う場合、中身を入れ替えておけばいいし、缶ビールにも細工がしてあるとか。缶を開けるプシュッという音がするので、どうしているのだろう? と疑問に思っていたのですが、細工にも幾つかやり方があるそうで、これもなるほどなぁという感じ。

カレーとか唐揚げとか、美味しそうな料理が出てきたら、それを食べたくなる。親子の物語を観た後は、実家の両親のことを考える。劇中曲が耳に残り、翌日のお風呂で口ずさむ幸せ。劇中の波及効果って、改めてすごいと思います。観られなくなって、気付いたこと。

我ながら、今日は当たり障りのないこと書いてるなーと感じますが、まあいいじゃないですか。こういうのも。




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