子どもの「なんで?」をカメラにおさめる
子どもは3~4歳頃から、様々な物事に対して「なんで?」と聞くようになります。私の娘も、
「なんでカレンダーにはゼロがないの?」
「なんでちゅーをくちとくちでするの?」
「なんであそぶときは楽しいのに、かたづけは楽しくないんだろう?」
「なんでおおきなおさらに、ちいさなりょうりしかのせないの?」
「なんで、ゆびは5ほんなのに、ピアノはドレミファソラシドまであるんだろう?」
といった「なんで?」をたずねてきました。
こうした「なんで?」は子どもらしくて可愛いなぁと感じるものもあれば、科学的に明らかになっているものもあります。でも、よくよく考えると、大人が知ったつもりでよくわかっていないモノゴトや、理由や経緯がよくわからないものの方がたくさんあります。
あるとき、大人が知らぬ間に持ってしまった固定概念や思い込みをグラつかせたり、新しいモノの見方・視点を提供してくれていると気づいてから、子どもの「なんで?」がキラキラして見えました。
以来、娘が「なんで?」と口にしたものをカメラで撮影し、自分にメールで送るということをしてきました。
なんで、ミニーよりミッキーのほうがまえにきてるの?
なんで、このはこはこんなかたちをしてるの?(錠果が入っていないほうのスペースのこと)
なんで、のったあとにかけこみじょうしゃはおやめください、っていうの?
なんで、LLのつぎは3Lなの?
なんで、もつところにまであぶらがはいってるの?
なんで、せんろがはしってるの?
こうして集めた「なんで?」は200近くになりました。ただ、私がカメラを持っているときに撮影できていますが、子どもはもっとたくさんの「なんで?」を感じています。子どもは5歳までの間に40,000回質問をするという調査結果があります。そうした「なんで?」をたくさん集めたいと思い、子どもが「なんで?」と感じたときに撮影して、親にデータ転送されるIoTカメラ、「なんで?カメラ」を開発してしまいました。
やっちまったと思う反面、娘たちがたくさんの「なんで?」を撮影して、アップロードされてくる写真を見て、「これはどういう“なんで?”を感じたんだろう?」と考える“なんで?大喜利”はとても楽しく、頭の体操にもなります(笑)。
以上、親バカが最前線からお伝えしました。
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