"doubt weekly" 2022/9/1（エプスタイン島、冷戦、「水」）

doubles studio weekly news
2022年9月1日収録・9月2日公開

Chantrapas（シャントラパ／以下”C”）: 今週もJCチョイスの世界のニュースを。

Johnny Cash（ジョニー・キャッシュ／以下”JC”）: ニュースね。

C: まずはエプスタイン。ブライアンじゃないよ、ジェフリーだよ。

「ギレーヌは刑務所で死ななければなりません」エプスタインとマクスウェルの犠牲者が法廷に到着

JC: 日本人には馴染みのないニュースだからね。

C: なんでやんないんだろうね。ずっと話題ではあるけれど。

JC: 本丸だからだろうね。

C: エプスタイン死んでる？ 死んでないか。

JC: 死んでないだろうね。だって「生き証人」でしょう。まだまだ吐かせなきゃいけない事がいっぱいある。

C: 確保してる？

JC: 確保はしてるんじゃないかな。

C: だといいけど。確かに本丸……象徴的な人物だね。「秘密の共有」は重要。

JC: そうね。

C: 何か握られる、というより、それやるから「仲間に入れる」っていうね。

JC: もちろん。それが業界だからね。

C: 「どうぞ私の秘密を……」って。

JC: うん。経済性も野蛮だしやる事ももっと野蛮な竹中平蔵みたいなね、ポジションは一緒、似てる。だからアメリカでは……アメリカ「らしい」犯罪者のポジション。日本では日本らしいポジションがあるという。

C: うん。

JC: だから日本の国内においても、「竹中平蔵をやっつけろ！」みたいな考えはめちゃくちゃ合ってる。そこに淀みは無い。それを薄めてる各人のやり方みたいなのがいわゆるメディア洗脳で……。テレビとかネット、SNSでもやってる。日本の中においての限りなく悪の根源ですよ。

C: スムーズに辞めたよね。竹中、宮内。

JC: 一応辞めたことになってるけどね。

C: 稲盛……ゴルビー。

JC: はははは。

C: 続くね。

JC: ゴルビー……このタイミングでって思ったけど。歴史上は「冷戦を止めた男」という事になっているからね。「冷戦とは何か？」というのを考えるきっかけになればいいけど……。

C: うん。

JC: ゴルバチョフってどういう事した人なんだろう、と見直すきかっけになればみんな面白いと思うけど。まあでも冷戦自体ね……。今やっと冷戦じゃない本当の戦争に近付いていっているという事が当たり前だけど大事。中東が見事に大荒れだし。中東なしでいくのかと思ってたけど、やっぱりそうはいかなかった。

C: イラク。

JC: イラクだね。イラク、イスラエル、シリアが中心になっていくのかな。イスラエル……難しいよね。イスラエルがまだ動けるって事は、アメリカは、民主党は、というか「戦争屋さん」の力が強い証拠だからね。だから……どうしようもない。株があれだけいきなり暴落したりすると、やる事ってそういう事になっちゃうもんね。

C: うん。

JC: ごまかしごまかしですよ。ドルも。

ロシア政府は国際準備金をドルではなく人民元で維持する

JC: 強烈な情報だと思う。マジかって。

C: うん。

JC: 新通貨の話があったからそれをやるのかと思ったら……。人民元で行こうって、どういう意図があるのかちょっとまだ分からないけど。単純にルーブルはもうロシアの……なんて言うか、補完通貨というか。

C: 補完通貨？

JC: 守るためのお金として、国際通貨としては使わない方が多分ロシア産の物を安定して売れる。まあルーブルを基準にするのはちょっと違うという事なんだろうな、底値が見えるという意味では。単純に高すぎるからね。「使えない」という所まで行ってる。だから人民元の通貨価値を基準にしてやっていく方が、新しくBRICS側に付いた国々の為替、パワーバランスを考えるとちょうどいいのかなと。レート上ね。

C: うん。

JC: この間もでも……本当かどうか分からないけど、中国がインドに攻撃を仕掛けたとか。そんなニュースも出てたけど。ほんとかねと思う所だけど……。まあ国境には何かあるんだろうね。前から仲は悪いからね。BRICS自体が強固ではない、という報道なのかなという気もするし。向こうでちょっとでもモメ事があるとすぐにニュースにしたいよね。誇大広告出したいでしょう。

C: 嘘とスピンの違いね。スピンは出来るだけしたいだろうな。

JC: 実際スピン多いだろうね。中国のニュースは特に「日本向け」というか。話半分にしておかないと本当に見間違うよ。

グーグルでウクライナというワードを検索する人は低水準に留まっている

JC: あぁ。そうね。それ日本……においてはもっとだと思うんだけど、国際的にもそうって事でしょう？

C: うん。

JC: 本当に興味がない。

C: まだやってんのかと思ってる。

JC: 思ってるだろうね。その気持ちは分かるし、間違ってないと思うけど…….。やってるからね。やってるし、まあ……ウクライナの問題はいずれ中東に行くか、アジアに行くか、というのは前もって分かってた事だから。アジアに意外と来なかったというか、先に中東なんだなという。ここ最近思う事だね。

C: 未来はズレて来てる？

JC: うぅん……。中東を先送りにしていたとも言えるかもしれないし。下準備が出来てる中東はどこからでも火が点けられるから、その辺は大きいだろうな。アジアは意外と上手くいかなかった。台湾やるとなると露骨でしょう。物の動かし方というか……船が行くし。はははは。

C: うん。

JC: 「テロリズム」というか、麻痺してる部分が世界の中に一番土地柄としてあるのは中東だから。第三次世界大戦的な引き金をもし作ろうとするなら、中東の方が向いてるだろうね。

トヨタの水素エンジンに未来はあるか

JC: トヨタね。水素エンジンを……とりあえずレーシングカーでという名目で作ってるけどね。まああれは完全にデクラスだよね。ははは。

C: 水燃料？

JC: 水燃料。水を電気化させてモーターを動かすというのはやってたんだけど、直接それをエンジンに使うっていう。出来るんだね。最近のトヨタがちょっと強気で、国の言う事聞かないとか。その辺が象徴的だなと思う。

C: 香川照之降ろさないってゴタついてる。

JC: 彼である必要はないけど。ははは。なんらかの大人の事情があるんだろうね。歌舞伎とかはきっと……。

C: 話が逸れました。

JC: ははは。チラっと見たけど……レーシングカーの水素エンジンね？ あれ進化させるとすっごいだろうね。水……水だけで動くってやつを作るとだいたいご法度というか、海外でもみんな殺されてるけど。一応「水素」っていう。その状態にしてからの話だからギリギリセーフなんだろうなと思ってる。あれが水だけでってなると……。

C: うん。

JC: それはやらないだろうな。トヨタでも出来ない。少なくとも「強気」というかね、ギリギリだな。

原油先物市場は壊れている

C: これどう？ リストになかったけど、今朝（2022/9/1）のニュースから。

JC: あぁ、そうね。そりゃそうなるよね。そりゃあそうなるだろうな……。天然ガスはロシアに……日本企業が戻れるみたいだね。

C: そうね。ははは。ロシアのあの采配すごいよ。一回没収してからの。

JC: 余裕なんだろうな。ロシアは全然アメリカにもあれこれ輸出してるみたいだし。生産力だね。

C: 結局中国をかましちゃえばね。

JC: そうね。

C: 産地偽装じゃないけど、どこにでも。

JC: そうそうそう。そういう意味でも「人民元」なのかなっていう事だよね。入口も出口も中国ですよって。すごいシンプルな生産力、中国のね。それが今のロシアみたいな形で出来るようになるともう揺るがないだろうと。そういうハッキリした意思表示だと思う。

C: まるっと繋がったね。

JC: そうかも。今一番重要なのは不換紙幣の限界だからね。向かっているのはただただそこだから、フォーカスは間違ってないと思う。


2022年9月1日　doubles studioにて録音

ダブルス・ストゥディオ
Johnny Cash (thinker/artist) & Chantrapas (designer/curator)