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信じない自由について。

クリニックで栄養指導を受けてきた。

血液検査の結果をもとに、どんな栄養素が不足しているか、生活習慣の聞き取りでどこを改善すべきか具体的におしえてもらう。

ほとんどの内容はすでにどこかで見聞きしたことで、ただ数値を見たり、実際の疾患があるから切実さを持って響いてきた。

クリニックは多種多様なサプリメントを処方していて、それらを患者が継続して摂取してくれることが目的なのだろう、と私は推測している。
強い薬と比較すれば罪がないよね。


私はサプリメントに対して、半分しか信頼していない。
積みあがったデータがあり、数値の上では効果は出ているのだろう、と思う。
反面、この粒には栄養素があるが体内に入って理屈通りに吸収されて効果が出るという保証がどこにある?と思っているし、安全性にも疑問が残る。
作為的に栄養素を単体で入れてほんとうにいいのだろうか?と。

私は無学なので、信じて飲めよ、と言われたら何も正論で返すことはできない。


科学も医学も、実は宗教のように、信じなければ始まらない、
また必要なひとが必要な時に信じて頼ることで救われる。
逆を返せば、常に満点で信じてよいものでもないし絶対的なものではない
、と私は考えている。

私が手掛けている占いについても、同じように考えている。
誰にとっても万能ではないし、信じたくないひとにとっては一生関わらないで生きていけるものだ。

そして、高度医療とか、特別な薬とか、ヒーリングも含めて、
どこまでも求めるひとはお金を払って受け取ればいいし、
自分に必要ないと感じるひとには、強く勧める理由もないと思っている。


そこまでしてウェルビーイングを保つ必要があるのか。

不健康に好きなものだけ摂取して、太く短く生きてはダメなのか。

果たして健康で美しくとは、誰の為なのか。

自分が良ければいいんじゃないのか。

そもそも長生きしろって、誰からの指令なの?


最近は、Web広告で皮膚のシミやシワをなくす何かやダイエット、整形などを煽る、とにかくいまの状態のままでは醜いぞ、不健康だ、というメッセージがひっきりなしに流れてくる。私の属性に合わせているのだろう。

広告は、自分以外の他者からそういうふうに見られているぞ、という擦り込みに思える。
残念なことにそれらを信じてしまうひともいるのだろう。


私はクリニックからの帰路で、そういうことを考えていた。
今日の栄養指導を信じてサプリメントを飲んでもいいし、
別の方法で健康体を目指す道を探ってもいい。
体操とか鍼灸とかアロママッサージとか。無限にある。
何にも頼らない自由もある。

何かひとつの考えに固執しないことが大切だ。
医療を妄信しない賢さも必要だし、いざと言う時には手術も選択できる柔軟さも持っていたい。

いつも絶対、なんてないっていうこと。



覗いてくれたあなた、ありがとう。

不定期更新します。
質問にはお答えしかねます。

また私の12ハウスに遊びにきてくださいね。



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