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旅行記(29)ウィーン自然史博物館nhm2

日本→ハンガリー→チェコ→オーストリア→日本のパッケージツアーの、旅行記です。<()の中は更新の日付です。旅行記をまとめているマガジンがあります。本稿は自由時間その4、自然史博物館(nhm)その2です。

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3000字を越えたので分割。

first floorへ上る階段の、一段の差、蹴上は結構低かった。
東京国立博物館のように1階の中央に登り階段があり、踊り場で左右に分かれ、180度向きを変えて、2階では登り口の左右に出る。

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階段上部。

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博物館入口、券売機上の宣伝ディスプレイで「水曜の何かやってます!&何かはコロナで中止です!」と見たが、階段の上のホール的空間には、丸テーブルと椅子がたくさんセットされていて、階段を登った左右や、階段の周辺の柵の手前にかなり食品が運び込まれていて、明らかにこれからレストラン的なものが行われようとしていた。

我々が怪訝に思い、ちょっと観察していたら、ホールの中心あたりの席へ案内される人々が居た。

ちょっと食べてみたかった……。

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マンホールのようなものがあった。

正直、2階は疲れが来たのかヨーロッパ旅行全体においてもほぼ最後の見どころだったにもかかわらずあまり覚えていない。データ容量は食うが写真中心になってしまうと思う。

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多分生徒がたくさん来て、ここで話を聞くんだろうなあ、と思った椅子群。

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出入口の上、おそらく梁を挟んで、若干空間があいていた。天井の装飾は様々なものがあった。筆者が好きな青色のものもあった。

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色が異なるが前掲の装飾と形は同じ(か似ている)と見て取れる。

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(上の写真に限り、後ろのほうの展示室で撮影したもの)

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「これ、こうする?」若干引いた展示物、第二弾(第一弾の石でできた花)nhm TOP100の55番目だそうだ。
説明文を以下に示す。

55 DOM PEDRO CADDY
Viennese goldsmith’s shop. Circa 1750.
The Dom Pedro caddy was a gift from the crown prince of Brazil to his father-in-law, Emperor Franz I, but it also symbolizes a piece of research history.
it is made from the polished shells of a fresh water clam―probably Batissa violacea―that is widespread in the Philippines and Indonesia.
From 1836 the precious caddy was displayed in the imperial and royal natural history cabinet.

結構前から博物館にあったもののようだ。

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リュウグウノツカイとお気に入りカラーの天井装飾。わりとひろくこの色だったのかもしれない。

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2019年がオーストリアと日本の友好150周年の年に当たり、記念の展示を行っていたそうだ。 https://nhm-wien.ac.at/Japan_NHMWien
これに関係して、記念展示後も、常設展示の中でキャプションが存在していたのだろうか。なお、このような魚のキャプションはいくつかあった。華やかな文化を感じる建物内の、それこそ個人コレクションがルーツの、博物館学からの歴史ある標本群の中で、突然、現代の数字があり、また日本語のひらがなで魚の名前が書いてあり、コントラストが面白いなと思った。

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小さいネズミのはく製が棚に収まっていた。また、写真に撮りづらい、保存としては良い方法なんだろうなという形で収まっている標本があった。

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ネズミ、特にはく製になっているものは友人は苦手そうだった。人々に嫌われていることや伝染病を媒介する危険があるといったことは認識している。しかし筆者には馴染み深い生き物である。高校の部活で飼っていた人に動画を見せられたり、「アルジャーノンに花束を」の劇に若干関わっている際、ネズミ向け迷路を作ったり、博物館実習で来館者向けに、触りながら解説したりした経験があるからである。ユーラシア大陸のネズミ(?)を垣間見ることが出来た。

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天井綺麗(n回目)

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高さ・奥行きが2m近くあり、幅は6mほどある大きなガラスケースがいくつか続いた。中には、一つ、あるいは複数の種のはく製がそれぞれ複数入っていて、草木や土もある。ジオラマだと思う。博物館学の授業で学んだものだなぁ、と思った。

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ケースの奥の垂直な面には背景となる写真が貼ってあり土と一体で、かなり本物に見える。

2階はざっと見た。1階の、お土産屋さんに寄ることとする。

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お土産屋さん/ミュージアムショップの中は1,2組しか見なかった。来館者はお土産など買わないくらいよく来る地元民が多いのだろうか。

売り物を売っているところなので写真は撮らなかった。なのでかなり記憶力でいく。違う点もあるかもしれない。

上野の科博のショップと同じくらいの広さ・入口に階段があったかと思う。

まず博物館関係のグッズを見る。自分で写真を撮ればいいが、正直手振れなどしてあまりうまく撮る自信がなかったので、ポストカードを購入したいと思った。ポストカードに加え、ペンにちょっとした棒がついており、引っ張ると内側から小さな写真が出てくるものを購入した。アメリカのボールペンを持っているが、同じように、ペン先を出し入れする感覚が妙に軽い。引っ張るところも若干引っ掛かりを感じるため、いつ出せなくなるかと思うとしまうのが怖い。しかしペンとしても使えるし、疲れたときにはこっそり博物館の建物を楽しむことができるアイテムで、なかなか気に入った。

次に惑星関係のものを見た。筆者の祖父が天文に造詣が深く、また蛍光のもの、イルミネーションものを好んで手元に置いているので、何かあればいいと思った。日本でも売っていそうな宇宙飛行士の模型のようなものもあったと思う。スーパーボールじゃないだろうなと思いながら、同じくらいのサイズの蛍光の球3つセットを購入した。案の定、硬質の、ガラスのようなものでできているものだった。後日、祖父は謎の台座(真ん中がくりぬいてあり、球が転がらないコースターと、下から照らすものの組み合わせ。百均だと思うが組み立てがうますぎる)で楽しんでいた。「孫が買ってきてくれた海外土産」は筆者が9年前ヒューストンで買った惑星しおりだったのだが、それを更新できてよかった。最近Zoomしたとき、「ドイツの」と言っていたが、オーストリアだよ、おじいちゃん。

後日見直したところ、以前贈ったものと似ている表面がギザギザしている惑星のポストカードも購入していた。

続いて、多分めのうのチャームやブレスレットがまとまっている棚があり、長く滞在した。交換日記からやがて交換ノートになった今も一応やりとりしていて、図書館でバイトしたり、トーハクに共に行ったり、といった友人がいる。ここでお土産を買おうと思い、お手頃価格で、博物館らしい石を使った、星のチャームを選んだ。母も好きそうだったので複数の色を購入した。ブレスレットもあり、それも購入した。

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レジの前に鉱石らしきものが何種類か売られていた。原石を割ったようなアメジストとうずらの卵くらいの磨かれたラピスラズリ(に見える)(多分アルファベットでそれらしき名前が記されていたのでそれだと思う)も思わず購入した。策にハマった…!それぞれ祖父と母向けである。

完全に余談だが、石や天文関係のときめきに関しては祖父と母は同じくらいときめいていそうだが、祖父は母の父ではなく、筆者にとって父方の祖父母である。面白いなと思っている。(父は天文イベントに大家族で出かけたりする時の交通手配や車の運転はするが、地面を動くものの方が好きそう。)

ヨーロッパでの消費に関して、70€くらいを超えると免税制度が使えると聞いた。その点はnhmのショップでの買い物中、若干頭にあった。さすがにそれほどは購入できないと思い、諦めた。ただ、ザッハトルテを超え、この旅行中の消費額のトップだった。

身軽なまま買い物に突入し、ポストカード、ペン、ペンダントトップ、色々な石と、様々な物を購入した上で、大きな袋は有料そうで断った。ごろごろと持ったうえでコインロッカーに向かったような記憶がある。

友人は一つも文句を言わず優柔不断な筆者の買物に付き合ってくれた。ありがとう!

このように、海外の自然史博物館を堪能した。



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