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映画 Winny 感想

映画が公開されるということしか知らなくて、役者陣とか事前情報あんまり把握していなかったんですよね。

仕事でITに関わるものとしては、一応観ておこうかなぁって思ったので、1日に3本見た1本目です。

インタビュー記事とか、当時の記事まとめとかあるので、事前に見ると映画の印象も変わるかな。

ところで、このインタビュー記事に映画館で流れる、映画泥棒の注意喚起動画が流れることを不思議がったり、笑ったりしているんですが、あんまりその意味と言うか意図が分からなかったのですが、なんだろうか?

G:
本作も、上映前には「違法アップロードは犯罪です」というあの映画泥棒の映像が入るんだなと思うと、「この作品で入るのか~」と不思議な思いがあります。

松本:
Winny事件の当時はダウンロードは違法ではなくて、その後、ダウンロードも中身によっては違法になったという違いがありますけど、確かに「映画泥棒、流れるんだな」とは思いました(笑) そこもある種のエンタメになっているんじゃないかと思います。僕も映画館で、映画泥棒を見てから本編を見てみたいです(笑)

Gigazin記事より

では、一応 #ネタバレ 防止で改行しておきますが、世の中的には結果が分かっている内容ではあります。


イオンシネマ、公開中の作品ポスター貼ってくれないかなぁ


一応史実ベース何だと思うのですが、映画を見ていて、弁護団が説明不足だなって思う所が、映画上の演出なのかとても疑問だった。具体的には、親族とも連絡取れないとか、改良の開発をしてはいけないとか。

証拠隠滅とか、裁判上の理由はあると思うけど、観ている人もそうだし、金子さん本人も理由が分からないと思う。特に、最初のサインしちゃダメってのも全然伝わっていないわけで。なんか、そのへんがズレているなぁって思いながら見ていました。


余談だけど、裁判シーンで、傍聴芸人の阿蘇山大噴火さんが出ていたけど、当時もあのタイミングで傍聴していたのですかね?(インタビュー記事とかに載っているのかな。)


映画としては開発者の金子さんが主人公として描かれているんだけど、うーん、このキャラクターが映画上の演出ではなく実際にそうなら、共感しづらい部分もあるなぁって思ってしまった。


先にリンクしていた当時の記事をざっと見直したけど、やっぱりWinnyが出てきたときには著作権の無視したコンテンツの共有ってのは問題になっていたわけで。

一応道具を作ることは罪じゃないってのは分かるけど、それでもその道具に安全装置を付けずに世に出したのはどうなのかなぁというのは当時もぼんやり思ったし、映画見てもやっぱりそう思う。

そう思うから、映画泥棒の映像が流れることに関して、なんで笑いになるのかが、俺が分からないのかな。



映画としてというか、結果最高裁で無罪を勝ち取るんだけど、序盤に時間を使いすぎているのか、一審で有罪になったあと、どう巻き返したか?が全然わからないまま映画が終わります。なので「え?これで終わり?」っていう感じでした。なんか「勝ち取った」感がなかったなぁ。

そのせいか、ラストで生き様って言っていたけど、作品からはあんまりそういうのが伝わらなかった。エンドロールで本人の映像が流れたけど、それを見て初めて意思を持って裁判を闘っていたのかなというのを感じた。

一審で負けたから、そこから巻き返したっていうのがないと、金子さんというか技術者が勝ち取ったという感じには受け取れなかったなぁ。その辺は、演出の問題な気がする。


個人的には、ハマらなかったというよりも、すごくもったいない作品だなぁっていう印象でした。

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