映画 ラストマイル 感想

本当はポスターとか撮りたかったけど、東武練馬のイオンシネマ板橋は公開中作品のポスターは外なんだよなぁ。ということで、撮り忘れてしまいました。で、朝の8:50から見てきました。邦画だし、オリジナル作品だし。

さて、ひとまず、ネタバレなしで書けることを書くとすると、自分はアンナチュラルもMIU404も見ていなかったけど、問題はないです。

今回シェアード・ユニバースってことでその2つのドラマと世界がつながっているというか同じ世界にあるということになっていて、もちろん両方の作品を見ていて、考察とかをしている人にとっては色々面白い要素もあるのかもしれない。

だけど、映画のストーリー的には2つのドラマを見ていなくても理解はできます。シェアード・ユニバースの例えとして、マーベルのアベンジャーズを例にする事もあるけど、あれほど周りの作品を知っている必要はないです。

だから「その2作品見ていないからなぁ」で足踏みする必要はないのでご安心を。（個人的には、その2作品と繋がっているみたいなことはあんまり煽らないほうが良いんじゃないのかなぁと思う。）

さて、自分の映画感想記事なんて、大した内容ではないけど、ちょっといろいろ疑問に思うこともあって、その辺りはしっかりと #ネタバレ 範疇です。なので、まだ見ていない人は回れ右で、また改めて来ていただければ。（書き終えたら、ちょっと長文になった。）

自分は見終わったので、他の人の感想記事も見に行こうと思います。

映画『ラストマイル』公式サイト

上記の予告でもそうですが、昨今の物流の課題である重労働、短期労働、ドライバーの高齢化、低賃金、効率化とかがテーマだろうとは思っていたので、それはそのまんまでした。

それは悪い意味ではなく、大切なテーマを分かりやすく、伝えていたと思います。

なので、変に難しいことはないので、大人なら誰でも楽しめる映画だと思います。で、やっぱり物流は大切なので、まだまだ今後いろんなことを解決していなければいけないし、まずは再配達なしでちゃんと受け取るようにすることですね。（配達時間に家にいろってことだけじゃなくて、営業所・コンビニ受け取り・外の宅配ボックスとかも使おうねっていう話。）

ジャンル分け的には、ちょっとミステリー作品ぐらいですかね。怖さはないから、サスペンスってことではないし。

で、作品として面白かった分、なんか粗探しみたいな事を書きますが、ちょっとした違和感があったのも事実でして。

その辺りはガッツリネタバレです。

まず、ん？？って思ったのは、舟渡エレナが犯行の重要参考人（ほぼ犯人）に結構しっかり関わっていることが分かって、とはいえ爆弾が目の前にある状況から解除するために警察にも連絡しているじゃないですか。

その爆弾解除が終わったあと、めちゃくちゃ自由に動いているんですよね。そもそも警察側も舟渡エレナには少し警戒をしていたのに、重要参考人にこれだけ関わっているのに任意同行とか令状取ってとかしないのは結構疑問だった。

単に爆弾の話だけして、重要参考人との関わりは伏せたってこと？そういう自由に動いて良い理由の説明も無かったし。疑問点で一番大きいのはこれかなぁ。

あと、これは割と個人的なことですが、最終的にあと1つ爆弾が残っていて、それがどこにあるか？ってのに舟渡エレナと梨本孔が「◯◯だ！」って気がついて叫ぶのですが、それがうまく聞き取れなかったんですよね。

作中的には、もうシングルマザーのところに運んだものなんだろうなってのは分かっているので、話としては進んでしまっても良いのですが、なんかそこうまく認識できなかったのが、個人的には残念でした。

最後は、ロッカーに書かれた文字の謎ですか。自分は最終的に何を意味しているのかがピンときていないので、これはこのあと、他のnote記事とか解説動画とか見てみようと思います。

ここまで書き終えて、最後に犯人の動機と実行した内容を考えると、なんかもやもやしますね。実行した内容が、本当にどうにかしたかった相手に向いていないというか。やった内容が無差別だったし、自ら命も絶っているし。

作中でも「そんな根性無い方が良い」というニュアンスのことを言われていましたが、あの行動力と根性があるなら、それこそ社員として内部に入ってどうにかするということをするべきだったんだろうなぁと。

話としても、山崎佑が結局会社の過労が原因だったというのは暴けていないんだよね？配送会社の待遇改善には繋がったけど、それは犯人の直接の目的ではないし。

結局、犯行動機に多少理解できることがあったとしても、実際に行われる内容は同情の余地がない短絡的なものなのかもしれませんね。

そういう意味で、見終わっていろいろ感想も持てると思うので、足踏みするくらいなら、見たほうが良いと思います。