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有料コンテンツでの主張、広告のあるマスメディアの主張、それぞれどう受け取る

これは、自分の中でうまく答えを見つけられていないことなので、一旦書くのをやめていた内容だったのです。

でも、久しぶりに同じような状況になったので、とりあえつつらつらと、書き出しています。なので、ヘッダー画像は特に意味はありません。

3つの教え

ちなみに、この記事は「情報の受け取り方」とか「メディアについて」みたいな話ですが、自分としては「ある種の主張は、本当であると同時に、主張している人・媒体の思惑もしっかり乗っかっているのを忘れないこと」というのがスタンスです。

なので、漫画 ワールドトリガーで主人公の一人である空閑遊真の父、空閑有吾が残した3つの教えが割と刺さります。

その1「自分のことは自分で守れ」
その2「正解は一つじゃない」
その3「親の言うことが正しいと思うな」

漫画 ワールドトリガー 3巻 第18話「空閑有吾」より


主張する場所

去年、東京オリンピック・パラリンピックがあって、そのオリンピックの開会式でゲーム音楽が選手入場で使われました。

それに対して、いろんな考えがあります。自分としては割と安易に「入場曲に向いている曲調のものもあるし、良いと思う。」というぐらいです。(少なくとも、お蔵入りになったものを引き合いに出して、なんてことはしたくない。)

ただ、もうちょっと色んな思いから、ゲーム音楽を使ったことについて批判的なことを考えることもあると思います。で、たまたまそういう記事で、一つは無料で公開されているもの。もう一つは、有料なのでお金を払わないと見ることができないものがありました。有料の方はタイトルからの推測ですが。

(ちなみに、無料で見ることができるgamesparkの方の記事は、色々あったみたいです。)

で、この主張や情報が無料で提供される(実際には広告媒体でということかな)ケースと、有料のものとあります。無料は目を通せば良いのですが、有料の媒体で主張されたものって、どう捉えれば良いのか、悩ましいです。


主張は誰に向けて

誰でも時間もお金も限りがあります。だからから、「興味がある」ものに時間やお金を使うのと、「ファン」だから時間やお金を使うのは、少し違うと思うんです。「この主張のほうが正しいんだ」って広く言いたいことが有料だった場合って、実際には広く知られないから、真実かどうかさておき、結局ファンに向けた主張でしかなくなるのではないかと。

とはいえ、文筆をメインに仕事をしているのであれば、書かれた内容は何らかの形で有料であるべきだとは思うんです。それが「原稿料」なのか、「個人からの直接収入」なのかで、受け取り側が変わってくるので、場合によっては書く内容も変わるのでしょう。

主張は「理解してくれる人だけに伝わればいい」というのは、どんな状況でもそういうものかもしれませんが、その「濃さ」が、有料コンテンツなのか無料公開されている場なのかで変わるのかなと。


だからマスって言葉がある

今回、マイクロソフトがゲーム会社を買収しました(独占禁止法でキャンセルになる可能性もあるみたいですが。)それに関して、無料で見ることができる情報、有料じゃないと読めないものがあります。(一つは英語だけど、なんとなく翻訳にかけると分かる。)

日経とか、大手新聞社も最近は月額で支払っていないと読めないものが多いですよね。

ちなみにこの記事に対して、ツイッターでコメント書かれている方が、先のオリンピックの有料のnote記事の方です。だからマイクロソフトの件についても、いずれ書かれるのでしょう。


ちなみにこのマイクロソフトの件に関しては、英語翻訳で書かれているような、ディズニーがいろいろ買収して、ディズニー+に集約されてしまったとことを踏まえての危機感があるというのが、確かにその通りだなぁと思っています。


コンテンツはサブスクでお金を払っているけど、情報媒体に対して払っているものってあんまりないなぁ。(もちろん、コンテンツのサブスクに雑誌とかもあるから、情報媒体っていう表現も悩ましいですが。)

そうなると、マスメディアって、最初に書いたとおり「媒体側の思惑」ってのがあるというのを頭の片隅においた上で読む必要はあるにしても、無料で広く知れ渡るようにしているってのは、ありがたいなって思うところもあるんだなと。


情報を受け取るときには、有料か無料かってのもあるけど、ほんと空閑有吾の教えを頭の片隅において、うまく付き合わねばと思ったしだいです。


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