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映画 スオミの話をしよう 感想

三谷幸喜さんの映画作品を劇場で見たのって「THE 有頂天ホテル」が最初で、「ザ・マジックアワー」「清須会議」の3本しか見ていないのか。

そう考えると、自分はそこまで熱烈なファンではないと今気がつく。

  • ラヂオの時間(1997年、原作と脚本と監督)

  • みんなのいえ(2001年、脚本と監督)

  • THE 有頂天ホテル(2006年、脚本と監督)

  • ザ・マジックアワー(2008年、脚本と監督)

  • ステキな金縛り(2011年、脚本と監督)

  • 清須会議(2013年、原作と脚本と監督)

  • ギャラクシー街道(2015年、脚本と監督)

  • 記憶にございません!(2019年、脚本と監督)

  • スオミの話をしよう(2024年、脚本と監督)

ということで、スオミの話をしようを見ました。ちなみに、半年前の特報が出たときにこんなことを書いていました。

では、ネタバレもあるかもしれないので、少し改行を開けて感想を。


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この作品を見て、三谷さんは、舞台の人なんだなって思った。作品として映画である必要性が無いというか、舞台作品としてみたほうがスッキリすると思った。

「映画である必要性」って自分で書いておいて考えてしまうけど、単純に絵の派手さとか、カット割りみたいなものとか。「映画だから作品としてのテーマ性が必要」とかはまぁ舞台でも必要だから、あんまり関係ないか。


でも、今回は終始舞台だった。俺よりも一緒に行った相方さんの方が舞台は多く見ているけど、やはり同じような感想。で、舞台なら許されること(設定や笑いなど)が、映画だと納得がいかない物もあったりする。

まぁ分かりやすいのはセスナ関連ね。色々無理があるよね。


幸か不幸か、前作「記憶にございません!」からの5年間、コロナ禍で「配信」というものが一般化したし、なんなら舞台作品を劇場で見るということともそれなりに認知されるようになった。

三谷さんのポリシー的に好みではないのかもしれないが、限定された人数しか見てもらえない「舞台」を多くの人に見てもらえる「映画」のフォーマットにするよりも、「舞台」を「配信」で見せた方が良いのではと思った。もちろん舞台は一期一会だから嫌なのかもしれないが。


9月18日のダレハナのゲストが三谷さんだったんだけど、トークの中で「舞台を映画でやりたかった。」ということを仰っていたので、その意味ではやりたかったことをちゃんとやれていたのだろうと思います。


で、まぁ特報が出たときにも書いたけど、やっぱりコンフィデンスマンJPのダー子がよぎってしまうよね。

スオミの話をしようは、長澤まさみが中学生を演じたりするんだけど、それは舞台だと許されるけど、映画だとなんか違うなぁって感じてしまった。コンフィデンスマンJPなら、ちゃんと子供の頃は子役を使うじゃないですか。そういうところを、どう受け入れるか?で映画の評価が変わると思う。

男性側も芸達者な人たちばかりだけど、設定上しかたないけど、モラハラだったりとか正直「キモ」って思ってしまったんだよね。本来なら、笑いになって欲しいところが、やっぱり大きいスクリーンで映像で見るとあまりいい感じには映らなかったと思ってしまった。


なので、あんまり人にオススメとし辛い作品だったかなぁ。

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