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アダルトチルドレンの克服で大事なのはきちんと段階を踏むことだなと改めて思った

こんにちは、カナダ在住のDouble Americanoです。

自分に自信がない/自己肯定感が低い/自分が嫌い、などで悩んでいる人ってたくさんいると思うんだけど、もちろんわたしもそうで、よく“解決策”としてサラッと「自分を愛しなさい」とか「自分を受け入れよう」とか言っている人たちもたくさんいますよね。

間違いではないけれど、アダルトチルドレンとして、急に「自分を愛しなさい」と言われても「どうやって?」と思ってしまうわけです。

何事にも段階があって、急に自分を愛すとなると1段の跳び箱を飛べないのに急に8段行ってみようか!と言っているようなもの。



▪️簡単に、わたしの生い立ち


幼少期からずっと母に否定され続け生きづらさを感じてきました。自分も家族も大嫌いで口もきかず、愛された記憶もないし、自分がなかった。
結果として社会人になってからうまく立ち回れず、どの男にも都合のいい女としてしか扱われてこなかった。

そんなわたしはずっと住みたかったニューヨークに短期留学を決めたのは30歳の時。東日本大震災の次の年。交通事故の後遺症が残っていたので、リハビリも兼ね、勉強をしながらゆっくり過ごしていました。

終わりが近づくにつれて日本に帰るのが怖くて仕方なくなった。またあの環境に戻るのかと思うと恐ろしくて、そのままワーホリができるカナダに移動し、根性と運で(運だけはいい笑)在住12年目にしてようやく永住権を取ることができました。


▪️自立するのが難しかった=できると思っていなかった=諦めていた


きっとわたしに自信がある程度あったなら、日本に帰ってでも仕事をちゃんと見つけて、実家を出て自分で稼ぐ力をつけて自立しようって思えたかもしれない。

言い訳に聞こえるかもしれないけれど、やっぱり否定され続け、褒めてもらえないと自分のやっていることが正しいとか可能だとか思えなくなるんですね。アダルトチルドレンが頑張って頑張って、周囲から見て十分であっても良いと思えないんです。

それでも運だけは良いわたしは、いろんな価値観の人に出会い、同時にありえない事も経験し体も壊してしまったけど、どうにか今生きています。



▪️どうしてわたしは他の人のように勇気が持てないのだろう


カナダに来た頃から自信を持って堂々と英語を話し仕事をしている日本人たちを見て「どうして自分はできないんだろう」と毎日泣いては夜な夜なググって、何かを見つけようとしていました。

「頑張れないなら日本に帰りなよ」とも言われたことがあります。どうしてできないかもわからないし、ただただ怖いし、誰にも自分をわかってもらえないんだろうって。

わたし、英語は下手じゃないんです。かといってカナダのカレッジや大学を出た子には到底敵いませんが、幼稚園がアメリカ系だったもので、特に発音はカナダ人の先生のお墨付きをもらったほど。なのになんでだろう。うまく立ち回れない。英語が少しできても仕事を見つけるために動けるわけじゃない。


▪️ワーホリ中は仕事より自分が何なのかをずっと探していた


ググってググって、辿り着いたのが「アダルトチルドレン」でした。
あ、これだ、って思った。あ、だからなんだ、って思った。

12年も前のことなのでアダルトチルドレンなんてほぼ知られていない状態で、見つけたブログ記事も「克服するには親を許しなさい」の一点張り。

でも、全然しっくりこないし、他の“自己啓発系”もそればっかり。そんなのもたまに見ながら頑張っていたけれど、そんなのばかり見てると人間ってみんな同じように強くないといけないのかなって思うしかなかった。


▪️ようやく辿り着いた「毒親」という概念


そんな中で、1件か2件、今で言う毒親について書いている記事を見つけた。
泣いた。親は許さなくてもいいって書いてあった。
そう、こうされた、ああされた、それが嫌だった。でも嫌って言えなかった。本当は愛して欲しかっただけなんだ。

今だからこうやって冷静に書けるけれど、「親を許したくない」って思うことって、ただ頑固で意地っ張りだからって思われがちだったんですね、当時。
今は分かりませんが、ただそれが今あなたが思っていることであって、まず初めに一旦自分がそう思っていることを知ること、そして認めてあげることなんだと思います。

だから、わたしがその毒親に関して書いているブログを見たときに、もう涙が止まらなくて、でも初めて人に受け入れてもらえた喜びを感じ、すごく安心した。


Before you accept yourself, You must know yourself.
To know yourself, you must be aware of yourself.

もう少し書くと思うので、また別の記事で。

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