読書の時間
束の間の晴れ渡る日に窓際でゆっくりコーヒーでも飲みながら読書の時間を楽しみたい。
こんにちは。松山です。
さて、以前にも"読書の時間で本を紹介させていただいたのですが、今回も原田マハさんの作品からこの一冊をご紹介いたします。
"たゆたえども沈まず"
原田マハさんの作品を何冊か読ませていただいて、絵画の世界を少しだけ知りました。
モネ、ゴッホ、ピカソ、ドガ、ルノワール
すべて子供の頃に美術の時間に聞いた画家達ですよね。当時のわたしは特に興味もなく、さらりと聞き、さらりと観て、、、、
そーです、さらりと流しておりました。
そんな絵画に対して無知なわたくしがどっぷりとハマってしまった作品がこの作品です。
たゆたえども沈まずはゴッホのお話。
当時パリに影響を与えたジャポニズム
それには一人の日本人が関係しています。
そして、ゴッホを知る上で欠かせないのが弟のテオ。彼らが出会い色々な作品を産み出す瞬間をまるで近くで見ているような感覚になる物語です。
画家のみた景色。
それを描いたキャンバス。
その人たちを取り巻いていく環境の変化。
ただただ、想像の中にどっぷりつかりながら、心が温かくなり、涙がでて、どこか切ない。
ふぅと息を吐いてコーヒーを飲む。
そしてまた物語の世界に入っていく。
そんなゆっくりとした時間はとても贅沢なものです。
written by 松山絵美