来るもの拒まず去るもの追わずの個人的解釈
新卒2年目の営業マンです。
うちの会社はブラックです。
朝,8時半から9時まで休憩は30分で昼飯も抜きで1日電話営業をさせられる日もあります。
体育会系のゴリゴリの企業で
「数字が全てだ!」「数字を上げられない奴は生きている価値なんてない!」という考え方が染み付いています。
(勝たなきゃゴミだ的なカイジの世界かな?)
日々、努力しているつもりではありますが、結果が出てないと頑張っていないものと同じことにされます。でも逆に頑張ってなくても結果を出していればいいわけでもなく、それはそれで「調子乗ってるのか!」と怒られます。
そりゃプロの世界だから、と言われればそうですが、社会人2年目にそんなところまで求めるのか、というほどです。
その結果五十人規模の会社ですが、ここ半年で15人近くが辞めました。
辞め方も異常で15人中13人は退職代行、いわゆる「飛ぶ」という状態で会社をさっていきました。
2週間に一回は誰かしらが仕事を辞め、
そのあと中途採用で3〜4人または入り、その中の一人は研修中にやめ、また入り、辞め、入り辞め。
俯瞰で見ていると最初は怖かったし、こんなところにいて大丈夫なんだろうかと思いましたが、それもこれも1年半もいると慣れてきます。
先日、社長が朝礼で
「うちは来るもの拒まず、去るもの追わずですから!やる気のある人は採用しますし、やる気がない奴はいなくて結構です!特に辞めた奴は裏切り者ですからみんな、連絡取らないようにね!
まぁうちは全然辞めたって構いませんし、会社はそれでも業績を上げますから。何でかわかるか!?」
社員A「社長の指導力が素晴らしいからです。」
社長「そう!その通り!だからうちにいる人はみんな幸せにする自信があります」
こんなこと言ってました。
おいおいちょっと待て。
幸せじゃないからみんな辞めていくんじゃないのか。会社創業8年で5年目からとった新卒第1期の18人が1人だけしか残ってなくて、2年目の18人も1に、3年目が5人(そのうち一人は先日、ストレスで身体中に蕁麻疹が出ていましたが、社長に性病だ性病だ、と会社中に言いふらされてました。)
今年の新卒10人ももうすでに5人じゃないか。(多分20人くらいとったんですが、内定辞退がたくさん出たんでしょう。)
いる人間が幸せじゃないから辞めていくんじゃないか。
来るもの拒まず、はまだわかるよ。
来るものをやる気や見込みがあれば受け入れるんだろ。そりゃあ素晴らしい考えだよ。
さるもの追わず?
あんたが去るものにしたんだろ。
あんたの言動が来るものだった人間を去るものに変えておいて何寝ぼけたこと言ったんだ!と腹の底から思いました。
来るもの拒まず去るもの追わず、には無関心のような側面があると考えます。
干渉しすぎず、本人の意向に沿うようにやらしてあげればいいと。
でもそこを忘れて追い出すようにしておいて
そんなことよくいえたもんだな、と思いました。
いつまで経っても人が増えず、どんどん空きが増えていくオフィスの席。
チームリーダのポジションの人もどんどん辞めます。
(うちはビックモ○ターではありません。東京の新宿にある不動産会社です。)
いつまで経っても変わらないこの体制に
うんざりしてやめていった人。
結果を出して収入もたくさんあるのに辞める人もたくさんいます。
こちらの性格が歪む前に早く去る必要があると思います。
転職活動開始!
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