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【才覚とは】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第34話

才覚あるもんが強くあってこその国利じゃあ

今日(11月11日)は渋沢栄一さんの命日だそうですが、青天では元気に岩崎弥太郎さんとバッチバチの火花を散らしまくっている最中です。

国が豊かにならなければ日本はいつまで経っても一等国にはなれねえ

ここまでは両者完全に一致しているのだけれど、それ以降、「強いもんがゴンゴン儲けて税を収めて国を強くする」岩崎 vs「みんなででっかくなる」栄一の議論は完全に平行線の一途を辿る。

ラインハルトとヤンの「優れた専制君主か、腐敗した民主政治か」な議論がそのまんま明治の東京で展開されていく。#銀英伝は私のDNAの一部です

清廉な専制君主に全てを委ねることが出来るなら、改革もサクサク進むかも知れないけれど、その後に愚帝が出てきたらそれを止める術がない。だからこその民主政治だし、その分あゆみはゆっくりでも、みんなで前に進める政治のシステムが必要となる。

将軍による幕府を倒したからには、政治における専制思想がそのまま経済やお金にすり替わっただけになってはいけないのだと改めて感じさせる。

もしかしたら、この考えを遍く浸透させてしまったが故に、「出る杭は打たれる」的な環境が日本にはできてしまったのかしら。科学の世界では顕著に見られることですが、あまりにもとんがった人を排斥するような(または叩くような)社会ができ上がっていく。うがった見方かな。

貧しいものは努力が足りない、と切り捨てることもなく、死に物狂いで上を目指した者の(もしかしたら)偏った信条を蔑ろにすることもなく。多様性とはこういうことのはず。自分が出来ているかと言ったら全然出来てはいないのだけれど。

ところで、岩崎弥太郎と真っ向から議論する栄一、一気に老けメイクになりました。ここから毎回10歳くらい年齢重ねていかないと90歳までいけないのだから、時を巻きめに進めなければ、終わりがきてはくれません。

あんたはあんたの道をいきな

その道をずっと支えてきたお千代ちゃんの気丈さも聖女さもたっぷりフィーチャーしたってことは、これはお千代ちゃんの退場フラグ。しかも同じ回に次の奥さんを登場させ、実際に交差したであろう二人の歴史絵巻への入退場を演出する。さらにさらにおくにちゃんも何気なく出す。後妻迎えた後のおくにちゃんの立場って...

毎回毎回、物事の進み方が早すぎて全然記事として纏まらない。

時代は変わりますのやなあ...

そんな心情を、岩倉さんがガッツリ代弁して下さった🤣

そうこうしているうちに、もう木曜日。あっという間に日曜日やで!

明日も良い日に。

アイキャッチは、羽根のような雲。飛ばねば。

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