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55/365 【なんと美しい】 大河ドラマ「麒麟がくる」 第6話

2020年、感情noteを始めます。心が震えたお芝居や映画や本、訪れた場所といったコト録も続けますが、それらは言わばハレの日。その合間にある「普通」の毎日を、も少し書いてみたいのです。でも、何でも良いってなると、ちょっぴりハードルが高いんです。

その点、感情は毎日動くもの。喜怒哀楽のようにパッキリしたものもあるけれど、その隙間にある色とりどりのあわいも見つめてみる。良くも悪くも、なんかもやっとしたやつ。1日を振り返って、感情がなーんも沸かなかった、なんて日もあるかも知れません。それはそれで興味深い。

写真と140字だけの日もOK。ちゃんと整理できていなくてもOK。毎日書いていたら、何かが変わるかも知れないし、何も変わらないかも知れません。なーんも定かではありません。

でも、やってみたいをやってみる。できることなら、365日。意地っ張りな自分を見据えた上での、やってみようを始めます。

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世間では3連休だったことを今朝知りました。カレンダー通りの仕事をしていないと、こういうことがまま起きます。ということは、連休ど真ん中の日曜日は、テレビを見ていない方々が多いのかしら?いやいやしっかり観てますよ、という同志が多いことを期待して、今週の大河の振り返りです。

一番印象的だったのは、サブタイトルにある三好長慶襲撃のシーン。紅葉の絨毯に覆われたお庭での斬り合いを頭上から狙った、蜷川美花さんの作品のような色彩に釘付けでした。

青柳色や群青色のお着物姿の武将らが、鈍色輝く太刀を手に、朱色の地面をひらりひらりと舞っている。血しぶきの代わりに紅葉が散る。あちこちに残されるはずの血だまりは無く、目に入るのは朱の箱庭。なんと雅な表現だろう。映画「さくらん」を思わせるシーンでした。

細川藤孝との絆が強まっていく様子も印象的。

争いを終え、ひとつになった諸大名が京へのぼり、将軍家を支えるならば、世は平かになるはず。それまで戦う他ない

後の馬揃えへの布石が高らかに宣言されている!

どこまでも真っ直ぐな光秀と、生まれの雅な藤孝の関係が終盤どうなってしまうのか。苦渋の裏切りにするのか、はたまた今後の三淵に対する仕打ちから、徐々に絆が綻んでいくのか。脚色次第で如何様にでも料理ができそうです。

鉄砲を「美しい」と表現する感性で、松永と繋がるのも面白い。松永と言えば、日本で初めて爆死した男。こんなパワーワードがある人、なかなかいません。それを鋼太郎さんが演じるなんて、萌えが過ぎて困ります。是非華麗な爆死を遂げて頂きたい。

まだまだ碁盤は布石のみ。全体の陣形が立ち現れるのは信長登場辺りでしょうか。来週もまた、楽しみです。


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