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【大河の一滴とは】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第24話
医者はどこにいようが相手が誰であろうが、平等に、正しい治療をするのみ。
このご時世でなければこの一言がこんなに響くこともなかったのかも知れない。少なくとも、トップには持ってこなかっただろう。
今、何が平等で正しいのかは分からないけれど、少なくとも己の誠には誠実でありたい。そしてそれは、新しい情報が加われば修正しても変えても構わない。むしろ、それを変える柔軟性と勇気をも備えていたい。
後に日本赤十字を設立することとなる佐野常民のパリ編での描き方、逐一今後を思わせておかしれえ。
一滴一滴が合わされば大きな川となる。
お金の文脈ではあったけれど、1人ではできないことが、力を合わせれば可能になる、一人一人が物事を動かすことができる、という思想は様々な文脈に当てはまる。株主であれ、1投票民であれ。この一滴は、無駄な一滴などではない。ただし、その滴をまずは垂らさねばならないけれど。
毎月、一月前の情報が、しかも文でしか届かない。伝聞でしか伝わっていないことは伝聞でしか表現しない演出がニクイ。
慶喜さまは何故軍艦で江戸へ逃げたのか。
その汚名をすすごうとして何故彰義隊が結成されたのか。
そういったことが映像ではなく、文章と想像で伝えられていく。
限られた情報に基づいて、渋沢太刀は自分たちのアタマで考えて決めていかねばならない。
ネットの普及で、頭を使う度合いはとても限定的になったのでは、と改めて思う。
さて今週は(って、もう今日か)、日本で実際何が起きていたのかが明かされる。どんなトーンで描かれるのか。後年、渋沢自体が「慶喜の汚名をすすぐため」と記した事柄とどうリンクしていくのか。
日本はどうなっているのかが楽しみでありました。
明日も良い日に。
言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。