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209/366 【888888】 劇団ノーミーツ 「むこうのくに」

 劇団ノーミーツ、第二回公演「むこうのくに」千秋楽を感激の観劇しました。

「フルリモート演劇」の名の通り、誰も集まらないNo Meetsであるが故にNo密。でも濃密。(HPより)

一言感想:

リアル・サマーウォーズだった!!!!

アニメならではの表現だと思っていたサマーウォーズの電脳世界が、全てリアルになっていた!!!それだけで私のハートは鷲掴み。

電脳オンラインワールド「ヘルベチカ」でも人の悩みは変わらなくて、人と繋がりたいと思う気持ちも居場所への渇望も変わらない。

こちらも画面を通して見ているから、自分もその世界のリアルな住人だと素直に感じられる。引き込まれる。チャットボックスからメッセージを送ったら、本当にこの人たちと繋がれるに違いない、なんて錯覚以上にリアルな感覚に陥る。

これを本当に1回も会わずに作ったの?!いやそれ、マジで凄くない?

例えば5月にあった三谷幸喜脚本のzoom リーディング「12人の優しい日本人」みたいに1アングルで進むとかなら会わずに出来そうだけれど、マルチアングルあり、フィルターガンガンかかったりかからなかったりの制御ありな場面作りを、どうやって実現したんだろう。

裏方さんのパソコン環境が知りたい。メイキング映像とか見て見たい。カット割りとかカメラの切り替えとか、千手観音様みたいになっていそう。それこそリーインカーネーションさまのお力添えがあったのか。いや、それを言うならAI作れるリアルマナブか。おぉ、妄想が止まらない。

電気羊はアンドロイドの夢を見るか?に繋がるAIに自我はあるのか?ロボットに自我はあるのか?の命題は、どちらが先に登場するのだろう。その命題を突きつけてくるのは、どちら側なんだろう。

自分がAIである事を隠すAIの姿が、手塚治虫の「PLUTO」とか「アトム」のロボットたちを彷彿とさせる。

「仮想人権保護法」なんて、もう数年後には出てきてしまうかも知れない。仮想空間の自分とリアル世界の自分は別の人格なんて状況は、もう当たり前のように存在する。MMO系のゲームの世界然りだ。

人と違うことは悪いことじゃない

自分が「変」に感じて、オンラインの世界で自分の顔にフィルターをかけて、ようやく呼吸ができるように感じるマナブの葛藤は、様々な形で周りにすでに存在する。違うことは悪いことじゃないって腑に落ちるタイミングは人それぞれだろうけれど。

オンラインがどんどん人々の生活に浸透していく世界を憂いて「リアルの豊かさ無くしてオンラインに豊かさなし」と訴える政治家の姿も、妙にリアル。

サインインに問題があって冒頭15分くらいを見逃してしまったけれど、それでもすぐにこの世界に入り込めた。それだけの没入感があった。

画面のスクショも撮ってよかったらしいんだけど、そんな事を考える余裕が無かった。くっそうくっそう。よってはっと現世に戻った後の、ラストのハイファイブ映像のみ。

そして!本編終了時に、来週の追加公演が発表された!8月1日と2日の20時から!

フルリモート演劇、という新たなジャンルの誕生を目撃できたことそのものにワクワクする。

ああ凄かった。

次回公演も見なければ。

明日も良い日に。

こちらは19日目!





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