【柔軟性とは】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第22話
カッフェィ?
2ヶ月近くかけて海の向こうの見知らぬ国へ旅をする。一体どんな気持ちだろう。
でも、だからこそ数ヶ月ぶりに踏む大地が「遠く見知らぬ国」であることが腹落ちするのかも知れない。
外国に行っても頑なに日本のやり方が唯一絶対だと固執する頭の硬い人と、何を見てもそのままで受け入れる栄一や昭武の対比が鮮やかだった。
政治の世界での逐次通訳者は日仏、仏日と2人置くのは、この頃からの習わしなのかしら。
コロナ禍で無かったら、「西郷どん」の奄美大島ロケ張りのパリロケなんかも計画に上がっていたのかも知れないけれど、VFXを活用したティエルリー宮やアンヴァリッドの背景はとてもとても素晴らしかった。
フランス人たちのお衣装も、「ベルサイユの薔薇」かくや!という感じ。ああいうたっぷり目のお衣装はいつか着てみたいコスプレのうちの1つです。#年齢制限
島津久光の肖像写真がむっつりな理由で笑いポイントを押さえつつ、廃兵員という後日へのフラグを立てつつ、薩摩による幕府転覆への布石も置きながら西洋技術に感服する栄一も描き出す。
盛り沢山すぎて事実列挙だけにしようかと思っていたら、周回遅れになってしまった。とほほほほほ。
時代が移り変わる時は、柔軟さが問われる時だ。
それは今この瞬間にも通じること。古きを切り捨てず、かといってそこに囚われず、新しいものもどんどん受け入れる柔軟な心の姿勢を保ちながら生きていられたら、きっと毎日がおかしれえに違いない。
余談だが... スエズ運河のことを「掘割」って、栄一、お前はジブリのファンか!なんて思う人は少数派?
87年公開の高畑さんのドキュメンタリー映画。ほんわかな愛情と、冷静な眼差しが同居している作品。この作品も予算超過したり、制作スケジュールが延びたりしたらしい。納得がいくまでとことん作品と向き合う高畑さんらしいエピソードだと思う。
次もとっとと書かねば...
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