【身体の調和とは】 ボディコンディショニングと、身体のバランス
癖からの脱却は、極めてタイヘンである。
先日、あすみんのコンディショニングを受けた。2ヶ月ぶりである。
右側が重たい自覚はあった。そもそも身体の土台のバランスが悪く、よって他の部位で頑張っているのは何度も指摘されていた。私の場合は、お尻周りの筋肉が使えておらず、その分を肩が頑張ってしまっている。だから肩がこるし、更には頭を支える首にピンポイントで負担がかかる。
でも、そのバランスの取り方に馴染んでしまっていると、正しいところに直されても、すぐには気づけないことがある。
バランスの悪さが、自然なバランスになってしまっているからだ。
もちろん、軽くはなっている。動きも良くなっている。だが、施術直後には腹落ちしていなかった。
それがだ。
施術後に少しお話をして、パン屋に寄り道をしてから帰宅したら。
いきなり肩甲骨のあたりがフワッフワになった。文字通り、肩甲骨から羽が生えたようだった。今なら空も飛べそう。
すぐにあすみんにメッセージを送った。
調和が取れてきたんじゃない?
正しい位置に馴染むのに、時間がかかったようなのだ。これが本来の場所なのに。
今までは効果をすぐに感じられたし、何なら施術中にだって感じられたのに、タイムラグが出たのは初めてだった。施術自体、前とは違う働きかけをしている印象だったのだけれど、それ以外の理由があるように思う。
今までのコンディショニングを経て、今は、私の身体の根本的な歪みの原因に働きかけてくださっている気がする。だから自宅でできる宿題の動きも、地味なのにまだうまくできない。なんなら違うところに意識がいっている。
人間には状況への適応力が備わっている。
私の身体は、歪んだ状態を「正」とし、その「正」に戻ろうとしている。
楽に、簡単に直す方法なんて、やっぱり存在しない。地味な積み重ねを根気よく続けるしかない。
世の多くの施術は、スピードや即時性を謳い文句にする。
すぐによくなる、あっという間に効果が出る、これさえやれば大丈夫。
でも、根本でやらねばならないのは、本当に地味なこと。そして、何かを劇的に変えようと思うなら、やっぱり近道なんてない。そんなこと、意識の奥深くでは重々承知していることなのに。
そしてこれは、身体のことだけではない。他にも当てはまることだ。
すぐに結果が出ないことに焦らずに、少しずつ、淡々と。先日の初女さんの教えにも繋がること。ヒントはいつも、色んな人がくださっている。祝福のように。
そんなことを感じた今回の体験だった。
あすみん、今回もありがとうございました!
アイキャッチは、先日立ち寄った根津神社。あっという間に紅葉するんだろうな。
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