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鼻の穴の遺伝について

母の鼻の穴が広がりつつある。猪の子年だから、というわけでもあるまい。まあまあ鼻が高く、ソラマメ型だった鼻の穴が、最近プリン風の台形に変わってきている。人間は年齢を重ねると、鼻の穴が広がるものなのだろうか。

そう言えばこの変化は、数年前から母方の祖母にも出てきている。祖母の鼻は母ほど高くないので、変わりようはもう少しなだらかだ。だがそれでも、大豆型だった鼻の穴が冷凍とうもろこし型に変じてきている。

ちなみに例えが豆だらけなのは、わたしの豆好き故であって、彼女らの趣味ではない。

歯列矯正をする前、母方の叔母2人と母とわたしは、前歯の形がほぼ同じだった。友人にガチャピンと言われるたびに、それは一族郎等全員が他の星のプリンスってことですね、と内心ツッコミを入れていた。遺伝の力をまざまざと感じる光景だった。

もし遺伝の法則が鼻の穴にも適用されるなら、わたしの鼻の穴も将来、あんな風に広がるのだろうか。高さとしては母寄りであるからして、わたしの鼻の穴も、プリン型になる運命なのか。

小学生の頃に読んだ漫画で、鼻を高くする為に鼻を洗濯バサミで挟む少女のお話があった。これ以上高くはならなくていいが、穴の広がりはどうにかして防ぎたい。あの洗濯バサミ対策は、その防衛に有効だろうか。それとも単に鼻の穴を鍛えるだけの結果になるのか。

実家での久しぶりの連泊で、母の鼻の穴と真剣に対峙し、その進化の過程の遺伝について考える。なんと平和な年明けか。

...などと悠長に構えられる話ではない。今から手を打てば、何とかなる気がしなくもない。千里の道も一歩から。頑張れわたしの鼻の穴。(なんのこっちゃ)

写真は今日の根津神社。せめて写真は初春っぽく。


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