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301/366 【むくむく】 大河ドラマ 「麒麟がくる」 第29話

御所の塀を直す為に4000貫もの大金を帝に送った... まだその塀を見たことがない

この細かい回収っぷりよ!

え?忙し過ぎてその塀に行ったことがないとかじゃないよね。そもそも無いんだよねそんな塀!だってそのお金、誰かが懐に入れちゃってるんだもんね!

それくらい前から腐敗は常態化していた!ってことだよね!信ちゃんパパ率いる織田家の裕福さを示すだけの台詞かと思っていたら、こんなところに響いてくるなんて!でも、人生でもあるものです。え?あの時に教えてもらった事が、こんなところで生きてくるなんて!みたいなブーメラン効果は!

公家に足を掬われなきように

光秀を見張る秀吉。そもそも下に見ている秀吉への警戒心をさらに強める光秀。なんか馬が合わないのでしょう。調略なんざ、何事もまっすぐやりたい浪漫主義者の光秀は不得手な分野でございますよね。いっそ、鬼滅の刃の世界線で生きられたら良かったのにねえ...

先週の寺社絡みでの信長への不信感の種に加え、新たに植えられた「秀吉」という種もこれからどんどん育っていく。人間関係なんて、徐々に変わっていくものなのだ。その種とその成長ぶりをちょっとずつ見せていくのも本作のリアル。

美濃と呼んだり岐阜と呼んだり、表現が揺れていたのが気にかかり、厳密にはこの呼び名はいつ変わったのかしら?と思って調べてみたら、美濃の国にある岐阜城なのね!ほー。日々学ぶ。

浅倉討伐の流れの中で浅井長政もチラリと初登場させるとか(しかもお市の方を嫁がせたって情報も仕込んだ上で)、これもまた、歴史の交差点なんてこんなもんかもしれないと唸った辺りで終了です。

戦国時代の割に登場人物が限定されている本作ですが、それだからこその人間模様の微細な交差具合がたまりません。

って、浅井長政出てくるなりすぐ死んじゃう的なやつ???

この世の儚さを感じた29話でありました。

来年2月まで全話放映を決めたNHKさん、しゅごーい!という感謝の気持ちで今日は終わりたいと思います。

明日も良い日に。

来週は久々の黒幕帰蝶ちゃんのお戻りだ〜♪

トップ画像は、城の壁... の写真を探していたら見つけたポルトガルのシントラの城壁。摩訶不思議なお城なんだよ!



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