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【ガールズパワーとは】 大河ドラマ 「青天を衝け」 第35話

So here we go!

ガールズトークに始まり、ガールズパワーに終わる回でした。#歯を見せてにっこり♪で流れるkirakira SEワロタ

口を開けて笑っているところを見せるか否かには思い出があります。

帰国後数年が経過し、流石に「来日」でも無くなったよなあ、と感じていた頃、アメリカ人の知人が私に言いました。

笑った時、口元を手で隠すようになってる。日本に同化しつつあるんだね

全く気づいていませんでした。そうか、私は同化しつつあるのか。

文化や社会慣習というものは、それくらい「当然だ」と思い込むものであり、身に付けていくものです。意識的であれ、無意識的であれ。そして、帰国子女はとかく生きていくためのカメレオン能力が高いのです。私も例外ではありません。

明治初期の女子たちが、おすまししている間は椅子に腰掛けていられるけれど、お話に夢中になるとやっぱり自然と床に座ってしまうように、人は慣れ親しんだ行動に気づけば戻ってしまうものなのでしょう。

それでも、おもてなしの心から相手に寄り添おうとするガールズパワーは見ていて力になります。鼻の下を伸ばす大隈さんも可愛いし、拍手を促しているだけなのに笑ける岩倉具視も最高。

ですが、明るめほっこり目のエピソードだからこそ、その中に少しずつ入るスパイスがキツいのです。

かけがえのねえ、奥様だで

え、いや待って。

あんた山ほど浮気しとるんやん😂

でも、それとこれとは違うのも、なんとなく分かるのです。ただ、色んな矛盾がおかしれえだけ。

栄一がコレラ対策を講じようとしたことも、お千代ちゃんが新聞で読んだコレラを気にしていたことも、全てが今に通じてしまう。

感染症やら、政治の脆弱さやら、自由民権運動(選挙権)やら。ここ最近の日本と大して変わっとらん。まんま令和の話としても通じてしまう。

神様が見たら、「こないだもそんなことでギャースカ言うとったのお」って思ってしまうかも知れないくらい。

少しでも進んでいるのかしら。それとも進みたくなくて敢えて地回りをし続ける存在なのかしら、人間ってヤツは。

来週は... キツい回になりそうです。

それでも、ね。

明日も良い日に。

アイキャッチは、上野の日暮れ!

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