見出し画像

321/366 【この世は金で動いてる】 大河ドラマ 「麒麟がくる」 第32話

何故叡山の坊主どもは朝倉に味方する

印象的な台詞は少ないものの、色んな伏線がバンバン回収された回でした。

まず、駒ちゃんが駒殿へ昇格。パラパラッパラー♪

すっかり御側室の存在感もアレですが、駒ちゃんを使って藤吉郎の野心や本質が炙り出されるのに痺れました。この為にいたんだ、駒ちゃん。

藤吉郎、あんなに駒ちゃんに懐いていたのに、信長様(ひいては自分)の今後にとって厄介だと思えば、彼女を警戒することを一切躊躇わない。その旨忠告される十兵衛には、そこまでの柔軟性はない。当然心構えもしない。将軍家への態度を変えない辺りにも通じる、一貫した「義」の男。典型的なサラリーマンvs起業家精神でのし上がっていく次世代アントレプレナーの違い。

その一方、慣れないお茶の手ほどきを受けている、無邪気な藤吉郎の姿までが盛り込まれる。生舞台でも無いのに、目が複数欲しくなる。

信長さまの戦は、公方さまの戦でもあるのです

信長が戦う理由を明言し、さらには叡山焼き討ちの理由もそこに絡めて差し込んでくる。しかもそれを金と明言したもんだ。ここまで何度も繰り返されてきた「金」だ「銭」だというキーワードがバンバン生きてくる

高い木に登って泣いてしまったことがありました

奇妙丸ちゃんエピソードでおさらいしたのは、ここに繋げたかったのね。何で入れたのだろう、ただの幼馴染話としてだけにしては不思議だな、と思っていたのだけれど、あそこで一度出しておかなかったら、視聴者が忘れてしまっているかも知れないものね。なんてったって半年前なのだから。

姉川の戦いはスローで処理し、三方ヶ原の戦いは一言で終了。あれ?もしかして武田信玄は名前だけ出して終わりですか?

ってことは比叡山もナレ焼き討ちで終わるのか?!

待て次号!

明日も良い日に。






言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。