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123/365 【心のやらかい場所に沁みる】 今宵の子守唄は、高砂淳二さんのスライドショーで

高砂淳二さんの写真がとても好きだ。

動物たちが、皆ほんわりと優しい顔をしている。ホットミルクみたいに。レンズ目線の子らは、興味津津に人懐っこくこちらを伺っていたり、自分を誇らしげに見せていたりする。大概の子は微笑んでいる。鳥も、魚も、空や植物さえも。

生命の全てが、生まれたその場所で生きていることを謳歌している。例え絶対凍土の極寒の地にいようとも、泥だらけでも、前歯が全部抜けていようとも。

それは、高砂さんの姿勢がそっくりそのまま反映されているのだと思う。

その高砂さんが最近、個展で流していた映像をYouTubeでアップし始めた。

それらを見て改めて思った。

自然は今も変わらない。それどころか、前よりも生き生きしているのではないか。海も山も川も滝も最近は近くて遠いから、自分の目で確かめたわけではない。でも少なくとも桜は変わらず綺麗だったし、今はツツジが美しく咲き誇っている。小さい頃、その蜜を吸った時の香りも変わらない。むしろ、香りが強くなっているようにすら思う。

いい夢が見られそうな映像だった。世界はなんて美しいんだろう、と妙に安堵する。少なくとも、私は。

もしも眠れない夜を過ごしている方がいたならば、是非に。

明日も良い日に。

写真は、数年前のエジンバラの虹。夢にかかるかな。



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