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267/366 【脳みそは利かん坊だし】 感情は嘘つきなので

感情は嘘をつく。でも、身体感覚は正直だ。

最近のスタジオレッスンで一番印象に残った言葉だ。

感情は自然に湧き出るものだと人は思いがちだけれど、実はそこには「思い込み」フィルターが介在している。長らくそのフィルターを付けた状態で生きてきていて、フィルターの存在に気付いていないから、感情は瞬間的に自動的に発動していると信じ込んでしまう。これはコーピングで、まず初めに教わることだ。

でも身体感覚は原始的な分、正直だ。

怖いという感情を意識野で感じ取れていなくても、身体は冷や汗をダラダラかいたりする。

動揺している意識がなくても知らずに貧乏ゆすりしていたりする。

だからお芝居をするときも、何かの感情を表現したい時、その感情が湧いた時にどんな身体反応をしたかを覚えていれば、または体に叩き込んでいれば、望むような感情表現をやりやすい。

そしてそれは個人で違うから、自分で見つけて自覚して覚えて再現していくしかない。

なんとか書き留めておこうとするのだけれど、感情も身体感覚も瞬時に起こるので、その感覚の尻尾を捕まえるのが難しい。しかもそれは、あっという間に忘れてしまう。集中して捕まえるぞ!とガツンと決意してかからないと、あっという間に逃げていく。

「本来の自分」というものがいるならば、そいつはどうやら「思い込み」フィルターの詰まった脳の支配から逃れるべく、丹田の奥の方とか、心臓の下の方とか、子宮の壁のとことか、そんなところに避難しているっぽい。

ツラツラとそんなことを思っている台風前夜でありました。低気圧でダルいね。低気圧はダルいっていうのも思い込みかしら。そうすれば仕事が捗らない言い訳にできるから。なんちて。

明日も良い日に。って、台風だよおいこら。

伴走77日目!


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