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だからエンタがやめられない

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感激の観劇備忘録。だってエンタが好きなんです
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#コンテンツ会議

【悼みとは】 ライブ 「Kay-Ta Crypto String Society」@Jz Brat

歳を重ねることは、生者の務めのように感じる時がある。幸せになることが子どもの義務だと感じ…

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【本物とは】 劇団チョコレートケーキ 「白き山」

「師匠に求めるものは」という問いに対し、斎藤茂吉の弟子、山口茂吉はこう答える。 本物は、…

いしまるゆき
2週間前
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【不条理とは】 ナイロン100°C 「江戸時代の思い出」

https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/nylon49th 1部終わりに登場するこの一言が最高…

いしまるゆき
3週間前
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【元カレーとは】 舞台 「元カレごはん埋葬委員会」

小説の販売が12月。舞台が2月。どこよりも早いメディアミックスの名は伊達ではありませんでし…

いしまるゆき
5か月前
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【革命とは】 宝塚歌劇団星組公演 「RRR x TAKA"R"AZUKA」ライブストリーミング

RRR x TAKA"R"AZUKA、参戦して参りました!TOHO新宿シネマズの2列目センター!かぶりつき!な…

いしまるゆき
5か月前
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【第四の俳優とは】 舞台 「オデッサ」

こんなに感想が書きにくい舞台が、これまでにあっただろうか。ものすごく面白かったのだけれど…

いしまるゆき
5か月前
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【ご挨拶とは】 舞台 「My Neighbo(u)r Totoro」 2回目

一回目はこちら。 意図的で野心的とも言える試みの1つに、「日本語」の盛り込み方がありました。「サツキ」「メイ」などの名前は(できる限り)日本語発音になっているのです。英語セリフの中で、名前を自然に、わざとらしくなく日本語発音するのって、実はとても大変なはず。 ハリウッド版ゴジラで、渡辺謙さんが、ゴジラの発音を「ガッジーラ」ではなく、「ゴジラ」としていたこだわりを思い出しました。 それ以外にも、日本語のご挨拶がそのまま使われているのです。「いただきます」「お帰りなさい」「

【森の主とは】 舞台 「My Neighbour Totoro」1回目

制作発表の時から絶対に会いに行く!と心に決めていたのに、様々な理由から初演は涙を飲みまし…

いしまるゆき
7か月前
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【お焚き上げとは】 増田太郎さんのクリスマスライブで、改めて

12月半ばにして夏日があったり、それ以外にも目が回るような毎日が絶賛続行中で、年の瀬?何そ…

いしまるゆき
7か月前
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【世界のネジを巻くとは】 舞台 「ねじまき鳥クロニクル」

中身なんて、分からない。人のことも、世界の理も。知っていると思っていることは、相手の皮膚…

いしまるゆき
8か月前
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【運命とは】 世田谷パブリックシアター 「無駄な抵抗」

自分がなぜ今、こんなに辛いのかは分からない。でもそれは、自分のせいではない。自分がなぜ今…

いしまるゆき
8か月前
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【幻想を装った真実とは】 「ガラスの動物園」「消えなさいローラ(和田琢磨「女」版…

二本立てとは?と疑問符を残したまま当日になった。ご案内を見てびっくりした。 「ガラスの動…

いしまるゆき
8か月前
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【最強の家族とは】 teamキーチェーン 「ゆらりゆられ」

命はいつか終わる。 そんなことは分かっている。分かってはいても、家族だけは違うとなんでだ…

いしまるゆき
8か月前
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【家族愛とは】 劇団☆新感線 「天號星」 2回目

お人好しで優しいけれども気が弱い、ど中年の元大工の半兵衛と、人を殺すことだけが生き甲斐の若造銀次。 真逆な設定の2人が入れ替わる物語は、それなりにある。 でも今回のお話が他とやや違うのは、2人とも理由は違えど、入れ替わった中身と外身がだんだん馴染んでいくことだ。 中身は高校生の「私」が、ある日突然、中年の「私」の体になってしまう、という北村薫の小説「スキップ」で、「私」はやむを得ず、ゆっくりと中身と外身を馴染ませていた。 今作は、それとも違うのだ。 人殺しの中に入っ