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だからエンタがやめられない

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感激の観劇備忘録。だってエンタが好きなんです
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2019年11月の記事一覧

古今東西の天才の饗宴: 野田MAP 「Q」

クイーンの名盤「オペラ座の夜」x 「ロミオとジュリエット」x 「源平の合戦」x野田秀樹!うが…

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暗闇の中の対話: ダイアローグ・イン・ザ・ダーク

そこに存在する暗闇は、真の漆黒。照度ゼロの世界。全くの暗闇。世界43カ国で展開されている…

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モダン演出?経費削減? ローマオペラ座 「イドメネオ」

帰国しました。日本あったかくてビックリです。ありがたやありがたや。ロンドンは最高気温が9…

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消えても構わない人なんて誰もいない: 「Dear Evan Hansen」

You will be found Dear Evan Hansen (拝啓、エヴァン・ハンセンさま) アスペルガー症候群か…

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不条理の条理 「ドクター・ホフマンのサナトリウム」

空港おばさんをやり損ねましたが、ロンドンに着きました。こちらは昼間の気温が9度です。空気…

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「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第2章」

かかっているのは、たかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば、たいして価値のあるも…

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劇団イキウメ 「終わりのない」

お前が知らなくても、頑張ってるやつはたくさんいる。お前の声は、必ず届く。 閃きだとか、第六感だとか、ピンときたとか、人によって表現は違うけれど、確かに理屈ではない「何か」によって、どこかに導かれることはある。そしてその閃きは、年齢を重ねるごとに消えていく。どこかとの繋がりが、途切れてしまう。 でも、確かに「それ」は「そこ」にある。大抵は意識をしていない無意識の中に。その無意識の中で、個は全体となる。 たぷたぷした羊水の水面下で、あらゆる意識が溶け合って存在している。言葉