いつかおばあちゃんになるあなたへ…燃えるような恋

認知症が進むと、現在の自分が把握出来なくなり、心だけ青年期や子供時代に逆戻りしてしまう方が少なくありません。山崎さんもそんなうちの一人。

心は若い娘さんになっているので、「家でお父さんが待っている」とおっしゃいます。

90歳代の方ですから、もしも本当にお父さんがご存命なら、110歳以上でしょうか…


そんな少女のような山崎さんが、ある日突然オイオイと泣き出してしまいました。寄り添って話を伺うと…

「大好きな人がいるの。親に反対されていて…あの方と離れ離れになるくらいなら、川に飛び込んで死んだ方がましよ!」

涙がどんどん溢れてきて、それこそ川が出来てしまいそう。山崎さんが羨ましい。そんな燃えるような恋、したことあったかな、私…


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