護られなかった者たちへ|私のイチオシ本
今回はちょっと趣向を変えて、小説のご紹介。
中山七里さんの「護られなかった者たちへ」を読んだ。
もう、3年くらい積読になっていた一冊で、ジャンルとしてはミステリーになるのだと思う。
小説の舞台は東日本大震災から10年が経った仙台市。
手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体が相次いで発見されるところから始まる。
宮城県警捜査一課の笘篠が不可解な連続殺人事件を捜査するなか、別の事件で刑期を終えて出所したばかりの利根という男の存在が浮上。
笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な証